ロシア世界遺産 ・エカテリーナ宮殿


エカテリーナ宮殿は、サンクトペテルブルク市の郊外にあります。
市内にある冬の宮殿は、現在エルミタージュ美術館となっていますが、対するエカテリーナ宮殿は夏の宮殿、いわば避暑のための別荘です。宮殿の中は、おとぎ話に出てきそうなきらびやかな部屋がいっぱい。どこを見てもため息が出るようなこの宮殿ですが、中でもいちばん有名、いちばん豪華なのが「琥珀(こはく)の間」です。

驚くべきことに「琥珀の間」には、なんと部屋の壁面すべてに、びっしりと琥珀が埋め込まれています。
この部屋の装飾は、もともとプロイセン(いまのドイツ)のフリードリヒ1世が計画し製作していたものでしたが、彼が完成前に亡くなってしまったため、縁あってロシアへ譲られたそうです。
しかし皮肉なことに、のちに第2次世界大戦の混乱の中で、この部屋で使われていた琥珀はナチスドイツに略奪され、今でもその行方はわかっていません。一説にはドイツへ渡ったあと、イギリス軍の爆撃によって破壊されてしまったとも。

というわけで、現在の「琥珀の間」は24年もの歳月をかけて復元したものですが、その精巧さと美しさは決して損なわれていません。サンクトペテルブルク出身のプーチン前大統領は、2003年のサミットに際して各国の首脳を招待し、復元されたばかりの「琥珀の間」をおひろめしたそうです。お気に入りなんですね。

また、エカテリーナ宮殿は日本ともゆかりがあります。難破してロシアに流れ着いた江戸時代の船頭・大黒屋光太夫が、エカテリーナ2世に謁見して帰国をお願いしたのがこの宮殿でした。

ロシアエクスプレスでは、このエカテリーナ宮殿をたずねるツアーを豊富にご用意しております。
サンクトペテルブルクを訪れるなら、ぜひ足を伸ばしてみたいですね!

エカテリーナ宮殿現地ツアー日本語ガイド付き









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