「キジ島」が有名ですよね。
しかし、もっと北!
最果てともいえそうな島…
「ソロヴェツキー諸島」
こちらも文化遺産になっています。
1992年に登録されました。
アルハンゲリスク州の白海にあります。
アルハンゲリスクは空港もあり、1703年まで重要な港でした。
(サンクトペテルブルグができるまで)
街中には、アルハンゲリスク様式の木造建築があります。
北極圏から160キロ、ソロヴェツキー諸島には聖俗両方の歴史があります。
ソロヴェツキー諸島の最大の島には、「ソロヴェツキー修道院」があります。
ここの修道士たちは頑なに信仰を守り、ロシア皇帝の代理人を追放しました。
これにより、モスクワ大公アレクセイは多数の修道士を殺害しました。
1917年のロシア十月革命後、旧ソ連初の強制収容所が置かれました。
極寒の厳しい環境下での労働により、何十万人もの命が失われました。
北極圏のアウシュビッツと言われる所以です。
そんな特殊な歴史のある島には、幻想的で特別な雰囲気が漂っています。
それはまた、美しい自然がそうさせているのかもしれません。
現在では自由に往来ができるようになっています。
冬は船では行けず、アルハンゲリスクから飛行機のみになります。
(飛行機の運航も天候に左右されます)
アルハンゲリスクまでは、サンクトペテルブルグからは飛行機。
モスクワからは飛行機と鉄道で行くことができます。
夏であれば、ケミから船で行くことができます。
住民のほとんどが観光業に従事しています。
夏ならお土産や可愛らしい地元のクッキーを買ったりもできますよ。
個人で行くのはかなり大変な場所ですが…
ツアーでなら容易に行くことができます。
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ソロヴェツキー諸島4日間