芸術村のアブラムツェヴォ



モスクワ郊外の農村で
もっとも興味深いのは
芸術村である
アブラムツェヴォ。

といっても、
知らない方も多いかと思いますので
ご紹介致します!

モスクワから北東、
セルギエフ・ポサードの少し手前に位置する森林に囲まれた静かな村。

芸術村と呼ばれているのは、19世紀の
ロシア終末芸術をリードした、
ヴァスネツォフやヴルーベリといった
著名の画家たちがこの地に集り、
美術集団「アブラムツェヴォ派」を形成したのがはじまり。

もともとは、作家アクサーコフの領地で
同時代の作家たち、ツルゲーネフやゴーゴリが集う場でした。
その後の19世紀後半、この土地が鉄道王マーモントフに買い取られると、
彼により、アトリエや舞台が作られ、画家たちが集まる場と変わりました。

そこで、形成されたのが、このアブラムツェヴォ派なのです。

また、『ロシア復興』として、
純ロシアスタイルの建築が再び重要視されました。
ロシアのおとぎ話にある、木造の装飾の凝った建物が例です。
この時はスタジオとして建てられました。

このスタジオは現在、美術館として利用されており、
この村の見所のひとつであります。

他にも、この地に建つ聖堂は
19世紀に建てられたのにも関わらず
12世紀ノヴゴロドに建てられたウスペンスキー聖堂をモデルに建てられました。

森の中に建つ、近代と中世の両方の良さを取り入れた、
この興味深いアブラムツェヴォには、
モスクワのヤロスラヴリ駅からエレクトリーチカで行けます。
所要時間は1時間15分ほど。

また、セルギエフ・ポサードに寄る予定があるのなら
セルギエフ・ポサード駅から15分で行けます。
ちょっぴり足を延ばしてみるのもいいかもしれません!

駅からの道は迷いやすいので
事前に道を調べていくといいですよ!

モスクワ・サンクトペテルブルク8日間









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