ヴォルゴグラードと大祖国戦争



前回、ヴォルガ河のほとりの都市
カザンをご紹介しましたが
カザンからさらに南下してみませんか?

今回ご紹介するのは、
ヴォルゴグラードです。

第二次世界大戦に詳しい人なら
スターリングラードという町の名前を
一度は耳にしたかと思います。

ヴォルゴグラードは、ヴォルガの町という意味ですが、
ソ連のころは、スターリンから名を取り
この町は、スターリングラードと呼ばれていたわけです。

そんな、ヴォルゴグラードの最大の見所といえば、
ママエフ・クルガンです。

小高い丘の上に建つ、母なる祖国像は
建設当時は、世界一の巨像でした。

全長は85メートル。圧巻です。

連合国が枢軸国に対し決定的な勝利を収めた戦いである
スターリングラード攻防戦の犠牲者の
追悼記念施設がおかれています。

また、スターリングラード攻防戦で活躍した
狙撃手のヴァシリー・ザイツェフも、ここに埋葬されています。

軍事博物館や、戦争慰霊博物館など
日本で言う、ヒロシマのような場所でしょうか・・・

実際、ヴォルゴグラードは広島市の姉妹都市だそうです!

第二次世界大戦といば、
日本人にとって馴染み深いのは、やはり、太平洋戦争です。
あまり、ヨーロッパが舞台の第二次大戦について、
印象が薄いかもしれません。
(ナチスのホローコストを除き)

ロシアは第二次大戦で一番多くの犠牲者を出した国です。
ロシアは、第二次大戦を大祖国戦争と呼び
その分、この大戦への思い入れが強い国なのです。

すこし、重たい話になってしまいましたね。

それでも、ヴォルゴグラードを訪れることは、
当時は敵国であった連合国側の視点で
戦争について考える、いい機会になるかもしれません。

ニジニ・ノヴロゴドから、ヴォルガ川を下り、
ヴォルガの都市を巡る、クルーズプランもあります!
興味をもたれた方は、ぜひ、訪れてみてください。

ヴォルガ川クルーズ13日間











ロシアエクスプレス
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