ロシアとウォッカ


ロシアの飲み物といえば、真っ先に思い浮かぶのはやはりウォッカだと思います。
ウォッカとは、ライ麦や大麦、小麦などの穀類、あるいはジャガイモから作るお酒のことを言います。ウォッカを始め、西欧を起源とする蒸留酒は「命の水」という別名を持っています。ロシアでは風邪をひいたとき、医者はとりあえずウォッカを処方します。50gは直接口から摂取、残りは温湿布でのどや首を温めるのに使うのだとか。酒は百薬の長と言われていますが、それを実践してしまうのがロシア流です。

☆ロシア3大ウォッカ(1):ストリチナヤ
「首都の」という意味を持つウォッカの銘柄であり、ロシア三大ウォッカの1つです。その名のとおり、ロシアのモスクワで生まれたウォッカであり、ロシアを代表するウォッカとして世界中に広まりました。ロシア語表記の「Столичная」は厳密にはスタリーチナヤと読みます。スピリッツの中では適度なアルコールと純度の高い井戸水を利用しているため、比較的軽い飲み口となっており、その品質の高さと豊富な品揃えから高評価を受ける銘柄でもあります。

☆ロシア3大ウォッカ(2):モスコフスカヤ

「モスクワの」という意味を持つロシア三大ウォッカの1つとされる銘柄です。こちらもロシア語での厳密な読み方はマスコフスカヤ(=Московская)になります。三大ウォッカの中でも最も辛口であり、キレのある味が特徴な銘柄でもあります。

☆ロシア3大ウォッカ(3):ストロワヤ
「食卓の」という意味を持つロシア三大ウォッカの銘柄です。ロシア語の発音はスタローヴァヤ(=Столовая)が正確なものとなっています。アルコール度数が非常に高く、50%を誇るウォッカを製造しています。日本では入手困難なため、現地に訪れた際にマストバイなお土産ですね。



ロシアのたいていのレストランにはウォッカがあります。高級店ではグラスで注文できる所もあるようですが、ボトル単位が一般的です。また町のスーパーマーケットやキオスクでも購入可能なので、ホテルでゆっくり飲むのも良いかもしれません。
ウォッカはとても強いお酒ですので飲み過ぎには注意して楽しんでみてはいかがでしょうか。









ロシアエクスプレス
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