「罪と罰」の舞台を歩く


19世紀半ばの暑い夏の日、大都会サンクトペテルブルグの街をさまようひとりの青年がいました。
彼の名はラスコーリ二コフ―――。
ロシア文学F.ドストエフスキー不朽の名作「罪と罰」の舞台を辿る、文学散歩に出発しましょう。

罪と罰あらすじ

貧しい青年ラスコーリ二コフは、独自の犯罪理論のもと金貸し老婆アリョーナとその妹リザベータを殺害してしまいます。その後、犯した罪に対する良心の叱責に苦しみながら、信心深い娼婦ソーニャとの出会い、予審判事ポルフィーリイとの心理戦などを経て自首を決意する。

ラスコーリ二コフの散歩道



作中の地名から主人公があるいたと想定できる道程は、ネヴァ川の景観を楽しめる絶好のお散歩コースとなっています。
ラスコーリ二コフになった気分で歩いてみましょう。

①センナヤ広場
先ずはメトロで「サド―ヴァヤ/センナヤ・プロ―シャチ/スパスカヤ」駅へ。ラスコーリ二コフのアパートや老婆殺しの現場など、作中のモデルとなった場所が集中しています。

②イサク広場
ヴァズネセンスキー通りを通ってニコライ1世の像が立つイサク広場に向かいます。ラスコーリ二コフはこの近くの建築資材置き場のような場所に凶器や盗品を隠しました。

③コンノグヴァルディスキー並木通り
ラスコーリ二コフが泥酔した少女とスヴィドリガイロフ(の幻)に出会う「K並木通り」。

④ブラゴヴェシチェンスキー橋
作中の「ニコラエフスキー橋」からラスコーリ二コフが何度も見たというネヴァ川のパノラマ。彼はこの華やかな風景が言い知れぬ冷気を感じていました。

⑤ヴァシリエフスキー島
ラスコーリ二コフが通っていた大学や友人のラズミーヒンの家があります。作中ではこの島を北上してペトロフスキー島まで行きます。

⑥ペトログラード側
ネヴァ川のパノラマを楽しみながらペトログラード側へ。ドストエフスキーも監禁されていたペトロパヴロフスク要塞を眺めながら河岸通りを歩きます。

⑦トロイツキー橋
悪夢から目覚めたラスコーリ二コフはこの橋の上から美しい夕映えを眺め、一度は殺人を思いとどまりますが......。
橋を渡ればマルスの原や血の上の救世主教会へ抜けることができます。


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「罪と罰」の舞台も日本語ガイドの案内で巡るとより一層お楽しみいただけますよ◎



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