ロシアエクスプレス BLOG https://www.russia-ex.com ja Travel Blog ロシア極東の劇場事情~ウラジオストク~ http:///blog/item/12841.html http:///blog/item/12841.html ロシアの舞台芸術と言えばやはりボリショイ劇場やマリインスキー劇場のあるモスクワかサンクトペテルブルグが有名というイメージがありますね。 ただ、芸術大国ロシアに興味があるけれど地理的にほとんどヨーロッパのモスクワやサンクトペテルブルグへ行くのは遠すぎる、、、という方もいらっしゃると思います。 一方で地理的にも日本から近く、日本からのアクセスもよくなったロシア極東のウラジオストクやハバロフスクへの旅行に興味を持たれる方もいらっしゃるのではないでしょうか。 行きやすいけれど、どんな見どころがあるんだろうか。モスクワやサンクトペテルブルグみたいに芸術に触れられるのだろうか・・・。 ウラジオストクにはサンクトペテルブルグのマリンスキー劇場の「沿海ステージ」という名前のオペラ・バレエ劇場があります。 (ウラジオストクは沿海地方というロシアの地方の中心地です。) もとは2012年のAPEC開催に合わせたウラジオストク開発の一環で建設された劇場で、2013年に「国立沿海オペラ・バレエ劇場」という名前でオープン、2016年以降、マリンスキー劇場の「沿海ステージ」と名前が変わりました。 かの有名なマリンスキー劇場の名前を背負っているとなると・・・。気になりますよね。 (写真は本家「サンクトペテルブルグ」のマリンスキー劇場です!) 新しい劇場ですが建物の造りも本格的で、バレエやオペラ鑑賞の優雅な雰囲気が楽しめそうです。 プログラムはスタンダードなものから子供向けまで。コンサートも行われており、地理的な特性からか、日本や中国、韓国などアジアのアーティストの公演があったり、バレエでは日本人のソリストも活躍しているようです。 ウラジオストクを訪問した際には、ロシア極東の舞台芸術について実際にその質を目で見て確かめてみるのも面白いかもしれません。 (チケット代は割とリーズナブルだとか。) *マリインスキー劇場「沿海ステージ」 Приморская сцена Мариинского театра https://prim.mariinsky.ru/ Thu, 06 Feb 2020 00:00:00 +0900 ロシアフィギュアスケート大会の開催地・クラスノヤルスクってどんなところ? http:///blog/item/12856.html http:///blog/item/12856.html 今年も残すところあと1週間。 そんな2019年の終わり、12月26日から29日までロシア・クラスノヤルスクでフィギュアスケート大会(ロシア選手権)が開催されます。 日本の選手はもちろん、ロシアの新星選手たちのことも気になるところですが… シベリアの都市の中で初めてロシア選手権の開催地に選ばれたクラスノヤルスクについても少しだけご紹介したいと思います。 ◎シベリア第三の都市 クラスノヤルスクはノヴォシビルスク・オムスクに次ぐシベリア第三の都市です。 地図上で見るとまさしくロシア国土の真ん中に位置しています。 しかし、日本との時差は実はたったの2時間。 連日試合を見て寝不足に…ということにはならなさそうでよかったですね! ◎豊かな自然 クラスノヤルスクを代表するものといえばエニセイ川。 日本ではあまり馴染みのない名前かもしれませんが、世界で5番目の長さでもあるのです。 また、国立ストルビ公園では青々とした木々や風化してユニークな形になった岩など、本物の「シベリアの自然」を見ることができます。 広大なロシアを感じることのできる素朴でのどかな美しさがクラスノヤルスクには残っています。 初めて名前を聞いた!という人も多いであろうクラスノヤルスク。 ロシアの中でもまだまだポピュラーな観光地ではありませんが、都会でのせわしない生活に疲れた方にぜひ訪れてほしいです。 Tue, 24 Dec 2019 16:53:19 +0900 秋のバルト三国◎ラトビア・ヴァルミエラ編 ~高貴なるビール~ http:///blog/item/12801.html http:///blog/item/12801.html エストニアとお別れし、次にやってきたのはバルト三国の真ん中にあり人口も一番多いラトビア! エストニアで夕食を食べ、その後泊まるのはラトビアのホテルという、面白い体験をしました。 (といいつつバスは真っ暗な中を走っていたので、明確な国境は分かりませんでした…残念。) ラトビアで最初に訪れたのはヴァルミエラという街のビール「Valmiermuiza」の工場です。 とっても表情豊かなラトビアのお姉さんが案内係で説明をしてくれました。 まずは入り口でビールにとって重要な3つの素材、「ホップ」「大麦」「水」の紹介。 ↑様々な種類のホップがありました。そのまま試食させてもらいました! ほのかに甘いのが分かります。 そして実際にどのようにビールを作っているのかの見学。 ずらりと並んだビールは壮観! そしてお待ちかねの試飲タイム…♡ ビール好きのわたしとしては本当に幸せなひと時でした。 色々な種類のものを飲ませて頂きましたが、わたしのお気に入りは黒ビール。 今まで飲んできた黒ビールよりもはるかに甘くコクがありました。 お姉さん曰く、ビールもその種類によって使うグラスを変えたり、適する温度が違ったりするそうです。 今までそんなことを考えたことはなかったので(ビール=キンキン、という日本人的感覚ですね…)目からうろこでした。 ワインのような地位にビールを取り戻したい!というお姉さんの言葉に胸を打たれ(?)もちろんお土産用に購入。 お世辞抜きでおいしかったです。残念なことに日本への輸出はまだ行っていないそう… いつの日か簡単にこの黒ビールが飲める日が来てほしいなあと思いました。 ビールメーカーHP : https://www.valmiermuiza.lv/en/ ☆冬は団体のみ、夏は個人・団体ともに試飲ツアー可。 お問合せは当社まで! Thu, 28 Nov 2019 17:58:57 +0900 ピカソが絶賛したジョージアの画家・ピロスマニ http:///blog/item/12790.html http:///blog/item/12790.html 皆さんは「100万本のバラ」という曲をご存知でしょうか? この曲は1987年に発売された加藤登紀子さんの曲で、当時大変な人気となりました。 異国からやってきた女優に一目ぼれをしてしまった貧しい画家は、自分の持つものすべてを売ってしまいます。 そのお金で画家は街中のバラを買い占め、彼女が泊まるホテルの前の公園を真っ赤に埋め尽くしました。 しかし、それを窓から見つけた女優は、どこかのお金持ちがふざけたのだろうと思いそのまま去ってしまう… …そんな悲しくも美しい物語の歌なのですが、実はこの歌は実話であると言われています。 その画家とは、ニコ・ピロスマニ。出身はコーカサスの国ジョージアです。 あの有名なピカソが「私の絵をジョージアに飾る必要はない。なぜならピロスマニがいるからだ。」と評価している彼の作品はどこか素朴で可愛らしく、特別なものではない、日常の中の「生命力」のようなものを感じます。 ↑こちらが歌の題材となった女優の肖像画 拡大してみると... ↑なんとも楽しそうな姿!笑 ↑建物はモダンで明るく、広すぎないので疲れることもありません。 ジョージアを訪れる際には、ぜひこの暖かい美術館にも足を運んでみてくださいね♪ Mon, 25 Nov 2019 18:07:53 +0900 秋のバルト三国◎エストニア・キフヌ島編 http:///blog/item/12784.html http:///blog/item/12784.html 今回の旅でわたしが一番楽しみにしていた場所、それがキフヌ島です。 キフヌ島はリガ湾に位置するエストニアの島で、面積は16k㎡ほどのしかありません。 この島では今でも伝統的な服装で住民が生活し、伝統を守り続けているため、「生きた博物館」なんて呼ばれることもあります。 そんなキフヌ島へついに出発の日。 エストニア本土パルヌのホテルをまだ暗い中に出発し、バスで50分ほど揺られてフェリー乗り場へ。 そこからさらに1時間ほどの海の旅をはさみ、ついにキフヌ島に降り立ちました。 ↑本土とキフヌ島をつなぐフェリー。車もこの中に積んでいきました! キフヌ島在住のガイドさんがここで合流。 車に乗って、まずは海を見渡せる展望台へ。 狭い階段を登るのは思った以上に大変でしたが、登り切った先にはとても美しい風景が広がっていました。 小雨の降るお天気や周りの静けさも相まって、何だか世界の果てに来てしまったような気持ちになりました…。 その後、キフヌ島の伝統を「赤子からゆりかごまで」の流れで見ることができる博物館へ。 ここではキフヌ島伝統の子守歌を教えてもらったり、結婚式のビデオを見たり、ここに生きる人々がどのようにして暮らしているのかを説明して頂きました。 展示物もとても興味深く、じっくり見るには時間が足りませんでした… ↑スカートの種類の説明。青や黒の縞模様が入っているスカートは、身内に亡くなった人がいることを指すそうです。 そしてその後、キフヌ島のおばちゃんが作ってくれたスープとパンをお昼ご飯に頂くことに。 とても優しい味で、この旅の中で一番素朴な、しかし一番お気に入りの食事となりました。 ↑具だくさんの塩味のスープ。ジャガイモ、ニンジン、白身魚と卵が入っていました。 お腹を満たしたころには雨も上がり、信じられないほどの快晴となりました。 町全体がカラフルで可愛らしいキフヌ島には晴れた空と太陽がとっても似合います。 そんな青空の元、島民の皆さんの歌と踊りを見学させて頂きました。 皆さん様々な柄のスカートとスカーフを身にまとい、本当にキュート! この後「参加して!参加して!」という呼びかけにあずかり、一緒に踊らせて(クルクル回っていただけですが…笑)頂きました。 約半日の滞在となりましたが、ずっとあこがれていたキフヌ島に行けて本当にうれしかったです。 服装や建物が可愛らしく素敵なのはもちろんのこと、この島で丁寧にゆっくりと、伝統と歴史を重んじて生活している人々の心を少しだけ垣間見れた気がして、とても充実した日でした。 Wed, 20 Nov 2019 16:55:05 +0900 秋のバルト三国◎エストニア・タリン編 http:///blog/item/12773.html http:///blog/item/12773.html 10月17日から24日まで、バルト3国が主催するバルティックツアーに招待して頂き、エストニアとラトビアに行ってきました。 わたしは学生のころ、バルト三国を友人と旅行したことがあるのですが… 真冬、雪の降るつもる中を大きなバックパックを背負って行進したため、さながら南極観測隊のようだったという思い出があります(笑) (これはこれでとっても良い思い出です!) 今回はちょうど木々が黄色く色づいた時期で、気温も暑すぎず寒すぎず、観光にうってつけの1週間でした。 今日は最初に訪れたエストニアの首都・タリンについてです。 ********************************** 今回はフィンエアーの成田―ヘルシンキータリンという経路で旅がスタートしました。 フィンエアーは現在成田からのみでなく、名古屋・関西・福岡・札幌からの就航もあり、どこの地域からもヨーロッパへのアクセスが可能となりました。 また、ヘルシンキ空港は日本語表記も多く、入国検査も自動ゲートが導入されているため、最短35分での乗り継ぎができます。 そんなこんなで到着したタリン。 まずびっくりしたのは、空港に直通のトラムが出来ていたこと。 これに乗れば、20分ほどで市内に到着できるそうです。 長距離フライトであったにも関わらず、久しぶりに見る可愛い街並みにテンションが上がり、夕食前に夜のお散歩へ。 バルト3国はしばしば「おとぎの国」と評されることがありますが、わたしはエストニアがそのイメージに一番近いなと感じます。 なぜか少し懐かしい気持ちになるのは、昔読んだ絵本の世界観に似ているからでしょうか。 そんなエストニアですが、近年はとってもお洒落なお店がたくさん立ち並んでいます。 夕食を取ったお店でカモ肉のステーキをオーダーしたところ… なんとも「インスタ映え」な盛り付け…! でも見た目だけでなく味もとってもおいしかったです。 翌日。 朝から旧市街を見渡せる丘へ行きました。 さすがは町全体が世界遺産! 優しい朱色の屋根の色と紅葉した木々がとっても美しかったです。 ********************************** 次回はエストニア・キフヌ島編をお届けします! Mon, 18 Nov 2019 16:34:58 +0900 世界でホットな寒い絶景!冬のバイカル湖 http:///blog/item/12757.html http:///blog/item/12757.html 世界一の深さ、歴史、透明度をもつバイカル湖。 「バイカル」という名前の語源はテュルク語の「バイ-富んだ」「カルー湖」から来ていると言われています。 琵琶湖の46倍という大きさで、かつてシベリアの人たちはこの場所を「海」と呼んでいました。 そんなバイカル湖は、2月の後半から3月の上旬にかけて凍ってしまいます。 これがとても美しく、まるで宝石箱の中に入ってしまったかのよう! 世界中の人々がこの世界を体験しにやってきます。 ロシアエクスプレスでは、この美しいバイカル湖をぜひみなさんに見て頂きたく、来年もアイスハンティングツアーを行います。 日本語ガイドが付いているので、安心してこの絶景をお楽しみいただけます。 詳しくはツアーページをご確認ください! https://www.russia-ex.com/tour/item/20665/2157.html Tue, 12 Nov 2019 17:29:36 +0900 北極圏の街・ムルマンスク http:///blog/item/12745.html http:///blog/item/12745.html 北極圏に位置するロシアの都市・ムルマンスク。 オーロラが見えることで有名ですが、そのほかにも冬のムルマンスクには魅力がたくさんあります。 ****************************************** まずは世界初の原子力砕氷艦である「レーニン」。 現在は博物館として使用されており、内部に入ることができます。 (ただし、入場の時間は決まっているのでご注意を!わたしは時間を気にせずに行ったので、1時間ほどマイナスの世界で待ちぼうけを食らいました…) 内部の様子。 続いてはムルマンスクの水族館。 とても小さな水族館なのですが、職員の方々が優しく、こんなに近くでアシカと写真を撮らせてくれました。 HP:http://www.okeanarium51.ru/(ロシア語のみ) ただ散歩するだけでも、モスクワやサンクトペテルブルグではなかなか見ることのできない景色を見ることができてとっても綺麗です。 ※写真は2015年2月のもの ********************************** 残念ながら写真が残っていないのですが… ムルマンスクには世界最北端のレストランがあります。 それはなんと「マクドナルド」! 店内には最北端を証明するパネルもあるので、ぜひ訪れてみてくださいねー! Wed, 06 Nov 2019 12:50:15 +0900 サンクトペテルブルグ劇場情報・2019年10月~12月 http:///blog/item/12716.html http:///blog/item/12716.html 芸術の都サンクトペテルブルグでも、これからが劇場にうってつけの季節です。 豪華絢爛な劇場で特別な時間を過ごす冬もいいのではないでしょうか。 サンクトペテルブルグ劇場情報・2019年10月~12月 〇マリインスキー劇場 サンクトペテルブルグの劇場といえばマリンスキー! その建物群はユネスコの世界遺産としても登録されています。 【おすすめ演目・上演予定日】 1.ロミオとジュリエット(バレエ) 言わずと知れたシェイクスピアの有名作。実はロシアで初めてバレエ作品として上演されました。 ~あらすじ~ 争いあう2つの名家に生まれたロミオとジュリエット。 ある日運命のいたずらで出会ってしまった二人は、すぐに恋に落ちてしまいます。 しかし二人の気持ちに反し、家同士の関係はどんどん悪くなってしまいます…。 上演予定日:11月2日、11月3日(昼夜2回公演)、12月8日 2.ジゼル(バレエ) ☆スタッフおすすめ! 原作はフランス人作家アドルフ・アダンによる。ロマンティック・バレエの代表作。 ~あらすじ~ 踊りの大好きな村娘ジゼル。貴族であることを隠したアルブレヒトは彼女に近づき、やがて二人は恋仲に。 しかし、そのことを良く思わなかった同じく村の青年であるヒラリオンは、アルブレヒトの本当の身分を暴露します。 さらにはジゼルが友人だと思っていたパティルドはアルブレヒトの婚約者でした…。 スタッフコメント: 作品自体が「踊り」を主としたものになっているので、あらすじを知らない人でも楽しむことができます。 喜び、悲しみ、怒り…様々な感情が、言葉ではなく動きで表現されている様に圧倒されます。 個人的な話ですが、学生時代初めてマリインスキー劇場で見たバレエがこの作品で、劇場の雰囲気と相まって本当に感動したことを覚えています。 上演予定日:11月5日、12月5日 〇ミハイロフスキー劇場 1833年に設立された由緒あるオペラ・バレエ劇場。 ソ連時代は「レニングラード国立歌劇場」という名前でした。 【おすすめ演目・上演予定日】 1.シンデレラ(バレエ) これも説明不要の超有名物語ですが、バレエとしての創作はソ連の作曲家セルゲイ・ポルコフィエフによって行われました。 ~あらすじ~ 父親の再婚により、意地悪な継母と義理姉たちと暮らすシンデレラ。 街中の少女が招待された舞踏会の日も、雑用を押し付けられてしまいます。 そんな時、魔法使いのおばあさんがシンデレラの目の前に現れます… 上演予定日:10月20日、11月28日、11月30日、12月13日、11月14日 2.トスカ(オペラ) 作曲はイタリアの作曲家、ジャコモ・プッチーニ。数あるオペラの中でも特に有名な作品です。 ~あらすじ~ 画家であるカヴァラドッシは、脱獄してきた政治犯アンジェロッティをかくまった罪で警視総監スカルピアから死刑を宣告される。 彼の恋人であるトスカは、アンジェロッティを救うためスカルピアに交渉。 その交渉に乗ったスカルピアだったが、一瞬の隙を突かれ、トスカに剣で刺されてしまいます…。 上演予定日:10月18日、11月5日、12月8日 Wed, 16 Oct 2019 16:57:22 +0900 モスクワ劇場情報・2019年10~12月 http:///blog/item/12705.html http:///blog/item/12705.html やっと長袖の服が必要となってきた今日このごろ。 一方ロシアの多くの地域では、すでに最高気温が1桁になる日も珍しくなくなってきました。 秋冬のロシアといえばやはり劇場巡り。 大人も子供もお気に入りの演目を見に街へ繰り出します。 「バレエやオペラなんて見たことがないし…」という方でも大丈夫。 ロシアの劇場はどんな人にも開かれているのです。 モスクワ劇場情報・2019年10月~12月 〇ボリショイ劇場 言わずと知れたロシアで一番有名なバレエ・オペラ劇場。 クレムリンの真向かいに位置しているこの劇場はモスクワのランドマーク的存在でもあります。 【おすすめ演目・上演予定日】 1. オネーギン(バレエ) ロシア近代文学の先駆者であるアレクサンドル・プーシキン作。 ~あらすじ~ 主人公であるオネーギンは友人のレンスキーに誘われ、彼の婚約者であるオリガの家を訪れる。 そこでオリガの姉であるタチヤーナと出会う。 タチヤーナは一瞬にしてオネーギンに恋をしてしまうが、オネーギンはその純粋な気持ちをばっさりと拒絶してしまう… さらには友人レンスキーと口論になったのち、決闘を行うことになり、大切な友人を失ってしまう。 数年後、オネーギンは美しい貴婦人に成長したタチヤーナと再会するが… 上演予定日:2019年10月19日、10月20日 2.  鼻(オペラ) ウクライナ生まれの小説家ニコライ・ゴーゴリ作。 ~あらすじ~ 理髪師であるイワン・ヤーコレヴィチがある朝朝食を取っていると、手にしていたパンの中から「鼻」が現れた… この鼻が常連客コワリョフのものだと気づいたイワンは、「鼻」をどうにかして街中に捨てようとするがなかなかうまくいかない。 一方「鼻」を失ってしまったコワリョフは狼狽し、ペテルブルグの街を探し回るが… 上演予定日:2019年11月5日 3. ボリス・ゴドゥノフ(オペラ) 実在の人物ボリス・ゴドゥノフの半生を作曲家モデスト・ムソグルスキーがオペラ化。 ~あらすじ~ 民衆の要望によりロシアの皇帝となったボリス・ゴドゥノフ。しかし彼には、前皇帝の息子ドミトリーを殺めた過去があった。 そのことを知った修道士のグレゴリーは「ボリスは神の裁きを受けるだろう」と憤慨する。 数年後、ドミトリーは生きていたというニュースが飛び込むが、それはグレゴリーが扮した偽ドミトリーであり… 上演予定日:2019年12月17~19日 〇モスクワ・オペレッタ劇場 ボリショイ劇場からすぐ近くに位置し、世界的ではないかもしれませんがモスクワではとても有名な由緒ある劇場です。 チケットも他の劇場に比べて高くないので、時間が余ったのでフラッと…なんてこともできます。 【おすすめ演目・上演予定日】 アンナ・カレーニナ(ミュージカル)☆スタッフおすすめ! 19世紀ロシアを代表する文豪であるトルストイ作。 ~あらすじ~ ロシア帝国の高官であるカレーニン氏の妻であるアンナはある舞踏会で青年将校のヴロンスキーと出会います。 ヴロンスキーからの熱烈なアプローチに最初は戸惑うアンナでしたが、やがて本心を隠すことができなくなっていきます。 一方で農地改革を行っているリョービンは、元々ヴロンスキーの婚約者であったキティに想いを寄せます。 スタッフコメント:誰もが一度は題名は聞いたことがあるであろうアンナ・カレーニナ。 ミュージカルでこの古典的な作品を表現できるの?と最初は期待半分で見に行ったのですが… 良い意味で型にはまらない現代的な方法でアンナの悲しみ・憤りが表現されていて、さらに歌がとてもキャッチ―! チケットの値段以上の感動がありました。(モスクワ居住時、3回見に行きました。笑) 上演予定日:2019年10月15日~27日(毎日)11月12日~24日(毎日) 〇国立クレムリン宮殿劇場 1992年にオープンした、クレムリン敷地内にある劇場。 クレムリンのチケットを持っていなくても劇場チケットがあれば入ることができます。 【おすすめ演目・上演予定日】 1. 白鳥の湖(バレエ) ロシアの作曲家チャイコフスキーによって作られた、言わずと知れたバレエの代表ともいえる演目。 ~あらすじ~ 結婚相手を探しているジークフリート王子は、ある夜湖のほとりで白鳥が美しい娘たちの姿に変わっていく情景を目撃する。 その中でもひときわ美しいオデットを自分の妃にしようと決めた王子は、オデットを舞踏会に招待する。 それを知った悪魔の娘オディールは、オデットそっくりに変身して同じく舞踏会に参加する… 上演予定日:2019年10月29日 2. くるみ割り人形(バレエ) おなじくチャイコフスキー作の、日本でも有名な楽しいお話です。 ~あらすじ~ クリスマス・イブの夜。クリスマスプレゼントとしてくるみ割り人形をもらった少女クララ。 夜中12時になったとたん、自分の体は小さくなり、くるみ割り人形やおもちゃたちが動き出す…。 お菓子の精も現れて歓迎の宴がはじまります。 上演予定日:2019年12月10日、12日、16日 〇ダンチェンコ劇場 正式名称はダンチェンコ・国立アカデミー音楽劇場。 ソ連人民芸術家にも選ばれたロシアの劇作家・ヴラジーミル・ネミロヴィチ=ダンチェンコの名がつけられている。 【おすすめ演目・上演予定日】 1.ドン・キホーテ(バレエ) スペインの小説家ミゲル・デ・セルバンテスが17世紀に作った物語。 ~あらすじ~ 騎士道物語を読みすぎた主人公は自らを「ドン・キホーテ」と名乗り、冒険の旅に出かける。 同じとき、スペインの市場に住むバジルとキトリは両想いにも関わらず、キトリの父親の反対を受けて結婚できず悩んでいた。 そんな二人に出会ったドン・キホーテは、キトリを本の中の王女だと勘違いしてしまう… 上演予定日:2019年10月25日~28日、12月18日、12月19日 2.アイーダ(オペラ) 「オペラ王」の二つ名を持つ、イタリアの有名作曲家ジュゼッペ・ヴェルディ作。 ~あらすじ~ 舞台は古代エジプト。戦いに負けたエチオピア王女アイーダはその身分を隠しエジプト王女の下で仕えています。 しかし彼女には、エジプトの将軍ラダメスと恋仲であるという秘密がありました。 祖国への思いとラダメスへの気持ちで思い悩むアイーダ。 ある日アイーダは同じく身分を隠して奴隷となっている父・エチオピア国王から、ラメダスを利用して情報を聞き出すように命じられ… 上演予定日:2019年12月25日、12月26日 ☆おまけ☆ モスクワの劇場は多くが中心部にあり、冬は高確率でイルミネーションが見られます。 素晴らしい感動に浸りながら見るイルミネーションは格別です。 ↑去年、「白鳥の湖」後に見たイルミネーション。 Thu, 10 Oct 2019 17:13:19 +0900 シベリア・チュメニ旅行記③ http:///blog/item/12698.html http:///blog/item/12698.html シベリア・チュメニは前回・前々回のブログに書いた通り、石油産業が盛んで自然が豊かな場所です。 しかしそれだけではなく、実は日本人もよく知る歴史上の人物・出来事に関する場所が多く存在しているのです。 〇ニコライ2世最後の家 ロシア帝国最後の皇帝、ニコライ2世とその家族は、彼らの処刑地となるエカテリンブルグに送られるまでの、1917年8月から1918年4月、およそ8か月をチュメニ州トボリスクで過ごしました。 この家に移り住み、最初のころは快適な生活を送っていた一家でしたが、段々と状況は苦しくなっていき、最後はほとんど幽閉状態だったそうです。 ご存知の通り、最後は皇帝のみならず夫人・5人の子どもたちも処刑されてしまうという悲しい結末なのですが… 夫と子どもたちを最後まで愛していたアレクサンドラ夫人は、この白い家のバルコニーから外を眺めることが何よりの楽しみだったそうです。 いつまでも穏やかで優しい生活が続くことを信じていたのだろうか…と思うと、胸が痛くなりました。 〇ラスプーチン博物館 今でも謎の人物として描かれることの多いラスプーチン。 彼の生家はチュメニ州・ポクロフスコエ村にあります。 この家はラスプーチンを研究している夫婦によって買い取られ、1991年に私立博物館として使われ始めました。 ラスプーチンはどんな医者も治すことのできなかったニコライ2世の息子の病気を一瞬で治し、皇帝から絶大な信頼を得ていた人物。 一方で、「それはまやかしである」との声は当時から途絶えませんでした。 そんな不思議な聖人の手記や写真、書類などが小さな家の2部屋に処狭しと並んでいます。 ↑座ると出世すると言われているラスプーチンの椅子。 〇刑務所博物館 トボリスクのクレムリン敷地内には、1989年まで旧ソ連の中で最も厳しい環境であった刑務所があります。 現在は刑務所としては使われておらず、博物館として中を見学することができます。 当時の囚人たちが使っていた部屋や、面会所、祈りを捧げた教会などもあり、場所によっては全く光が差さない…ということも。 シベリア・チュメニへのご旅行が気になった方はいつでも当社にご連絡ください! Wed, 09 Oct 2019 11:56:05 +0900 シベリア・チュメニ旅行記② http:///blog/item/12690.html http:///blog/item/12690.html 「シベリア」というワードを聞くと、どうしても真っ白な雪をまず初めに想像してしまいますが… チュメニを訪れた7月初旬は本当に爽やかな気候で、どれだけ歩いても苦にならないほどでした。 ↑チュメニ州にあるヤルトロフスクという町のオープンミュージアム。 ロシア伝統の「パンと塩」で我々観光客を迎えてくれました。 ↑同じくチュメニ州内の町、トボリスクの修道院付近にて。 ↑夏のロシアといえば噴水!現地の子どもたちが楽しそうに遊んでいました。 写真を見返していて来年の夏が待ち遠しくなってしまいました。 百聞は一見に如かず!次の夏の旅行先候補にぜひ加えてくださいね♪ 次回はこの土地の歴史的な面についてご紹介します! Tue, 08 Oct 2019 13:40:49 +0900 シベリア・チュメニ旅行記① http:///blog/item/12677.html http:///blog/item/12677.html ロシアに造詣が深い人でも、「チュメニ」の場所を正確に知っている人はきっと少ないでしょう。 チュメニはシベリア西部に位置する人口78万人ほどの都市です。 モスクワからは直行便で2時間40分ほど、シベリアの中心都市ノヴォシビルスクからは鉄道で15~16時間ほどで行くことができます。 そんなチュメニの街にこの夏行ってきました。 現地では色々と面白い体験ができたので、今日から何回かに分けてお伝えしていきます! <石油の街・チュメニ> チュメニのあるシベリア西部はロシア国内でも有数の石油産業地域です。 その中でもチュメニ油田は旧ソビエト連邦地域で最大のものであり、ロシア国内の原油産出量の60パーセントを占めているのです。 そんな石油の街で我々にもてなされたもの…それはなんと石油入りウハー(魚のスープ)でした。 あまりの衝撃にざわざわする参加者たち(笑) 料理を作ってくれているおじさん。 ただ黙々と調理を進めているように見えますが、スープに注いでいるのは紛れもない真っ黒な石油… そういえば、このツアーのタイトルは「黒金のシベリア」でした。 タイトル通りではあるけど…!という心の突っ込みを押さえていざ実食。 恐る恐るの一口目。 感想は、「普通においしい」でした。笑 そもそもウハーは魚のブイヨンスープなのであっさりとしているものなのですが、そのあっさり度合いは保たれたままでした。 一食分しっかりとごちそうになりましたが、お腹を壊したりはしていないので人体に影響がないようにはしているのでしょう… ここでしか経験できないびっくりスープでした。 次回に続く! Tue, 01 Oct 2019 12:52:20 +0900 タタールスタン共和国☆カザン http:///blog/item/12672.html http:///blog/item/12672.html モスクワから800kmほど東に位置するタタールスタン共和国。 元々はブルガール人の国でしたが、18世紀の頭にロシア帝国に併合されました。 現在もロシアに22ある共和国のうちの一つとして存在しています。 公用語はタタール語ですが、ほとんどの人がロシア語も話すことができます。 タタールスタン共和国の首都であるカザンには、世界遺産であるカザン・クレムリンがあります。 ここのスパスカヤ塔はモスクワのものとは異なり、真っ白でとても美しい景観をしています。 このクレムリンの面白いところは、同じ敷地内にキリスト教会とイスラムモスクが存在するところです。 このクル=シャーリフ=モスクは2015年に作られた新しいものですが、その美しい色合いとデザイン性で、今やカザンのランドマークとなっています。 「ここからは左手にロシア正教会、正面にソ連時代の星マーク、右手にモスクが見えます。どんな人も受け入れることのできるタタールを表しています。」と現地のガイドさんが言っていました。とても素敵な1枚ですね。 Mon, 30 Sep 2019 13:21:27 +0900 ロシアの結婚式 http:///blog/item/12607.html http:///blog/item/12607.html 5月から10月ごろまでの雪の降らない時期にロシアを訪れると、街中で結婚式真っ只中のカップルに遭遇することがよくあります。 日本では道端で結婚式ご一行を見ることはあまりないので、太陽の下の真っ白なウエディングドレスは新鮮でとても美しく見えます。 ロシアの結婚式に関しては、他にもこのような違いがあるのです。 ◎結婚式当日に書類を提出する! 日本では結婚式を行う日と婚姻届けを出す日はほとんどの場合別ですが、ロシアでは結婚式を行うまさにその日に提出することが大切とされています。 婚姻届けの提出先はЗАГС(ザクス)と呼ばれる役所です。 そして、提出したからといってすぐに夫婦として認められるわけではなく、受理までは1か月もかかるのです。 ロシアはロシア正教が多い国ですが、結婚式において宗教的な意味合いはあまり重視されていません。 ◎花嫁を『買う』?! 結婚式当日、花婿は花嫁の友達や家族に少量のお金やキャンディー類を渡しながら花嫁のいる部屋に迎えに行きます。 これは、古くは本当に花嫁を「買う」意味で、自分の財産を花嫁側の親に渡していたところから転じてできた文化で、 現在では本当に買っているわけではなく(笑)、ゲストを楽しませるために行われているのです。 ◎鳴りやまないゴーリカコール! ロシアの結婚式を見ていると、何度も何度も聞こえてくる言葉があります。 それが「ゴーリカ」。ゴーリカとは直訳するとロシア語で「苦い」という意味で、 苦いから君たちのキスで甘くしてくれ!ということを表しています。 「ゴーリカ!ゴーリカ!」と盛り上がっているグループがあれば、間違いなく結婚式を行っているのでしょう。 ロシアにはフォトジェニックな公園や建物がたくさんあります。 ハネムーンにロシア…なんてのもありなのではないでしょうか? Wed, 21 Aug 2019 13:21:06 +0900 電子ビザで行こう!芸術の都・サンクトペテルブルグ http:///blog/item/12594.html http:///blog/item/12594.html 今年の10月からサンクトペテルブルグへ電子ビザで訪れることができるようになるという夢のようなニュースが飛び込んできました! 一般のビザはパスポートを大使館に預けなければなりませんが、この電子ビザはインターネット申請で簡単に取ることができます。 そこで今日は今一度、ロシアの芸術の都・サンクトペテルブルグの基本情報をお伝えします! ☆サンクトペテルブルグ概要☆ サンクトペテルブルグはモスクワから600kmほど北に離れたロシア第二の街です。 「聖ペトロの街」という意味をもっており、ピョートル大帝が自分と同じ名前の聖人の名を取って名付けました。 一時は「レーニングラード」という名前に改められましたが、ソ連崩壊後の1991年に元の名前に戻されました。 日本からの直行便は残念ながらありませんが(2019年8月現在)、モスクワやヘルシンキといった都市からは数時間毎にフライトが飛んでいます。 ☆サンクトペテルブルグのここが魅力☆ ①芸術にあふれた街! サンクトペテルブルグには世界三大美術館の一つであるエルミタージュがあります。 エカテリーナ2世から始まる時の支配者が所有していたこの建物はまさしく豪華絢爛で、その上広大な敷地面積のため、 ゆっくり見て回ると1日が過ぎてしまうこともざらにあります。 また、世界的に見ても長い歴史を持つマリインスキー劇場では日々オペラとバレエが上演されており、訪れる人々に感動を与え続けています。 サンクトペテルブルグではドストエフスキーやマヤコフスキーといった有名な作家に関連した場所もたくさんあります。 歩いているだけで歴史ある芸術に触れられるのがこの街なのです。 ②白夜が体験できる! 夏限定になってしまいますが、毎年5月ごろから7月ごろまで、サンクトペテルブルグでは白夜が体験できます。 この時期になると街は多くの観光客や地元の人でにぎわい、夜遅くまでオープンカフェが営業しています。 また、ネヴァ川にかかる大きな橋は、深夜大型船を通すために跳ね上がります。 この「跳ね橋」が見られるのもこの時期だけ。ぜひ来年の夏の旅行先はサンクトペテルブルグを候補に入れてみてください! ③ほかの国へのアクセスが良い! 地図を見て頂ければわかりますが、サンクトペテルブルグはロシアの中でもかなり北に位置しており、国内の都市よりも近い国がたくさんあります。 例えば、フィンランドの首都ヘルシンキには電車で4時間弱で訪れることができますし、エストニアの首都タリンへも電車やバスで半日ほどで行くことができます。 時間に余裕がある方は、フェリーでこれらの都市を訪れることもできますよ。 飛行機以外で国をまたぐという体験は、島国に住むわたしたちには非日常的でとても面白いものです。 電子ビザの導入でますます近くなるロシア・サンクトペテルブルグ。 人気が出る前に訪れてみてはいかがでしょうか? Mon, 19 Aug 2019 00:00:00 +0900 ロシアの花火 http:///blog/item/12566.html http:///blog/item/12566.html じめじめとした梅雨も明け始め、ついに夏到来ですね。 日本の夏といえば花火大会ですが、ロシアでも打ち上げ花火を見る機会があるんです! 12世紀に中国で誕生した花火は、ロシアでは1674年にウスチュグという街で初めて作られました。 一説では、ピョートル大帝の娯楽のために作られたとも言われています。 現在では様々な場面で打ち上げ花火が行われていますが、ロシアではお正月と戦勝記念日(5月9日)にとりわけたくさんの場所で打ち上げ花火を見ることができます。 ↑戦勝記念日の赤の広場。ワシリー寺院がいつにも増して強そうに見えます。 ↑こちらはお正月のサンクトペテルブルグ・宮殿広場。 ツリーと花火という組み合わせは私たちからすると新鮮な感じがしますね。 ↑ウラジオストクの打ち上げ花火。夜景とのコントラストがとっても綺麗です! どの都市も花火大会の日には広場や公園に大勢の人が集まり、みんなで花火鑑賞を楽しんでいます。 終わったあとに電車までの道がとても混むのは日本と同じ! ロシアで花火を見る機会がある方は、お戻りの足にお気をつけください! Fri, 26 Jul 2019 13:24:20 +0900 世界一の長さ!ルースキー島連絡橋 http:///blog/item/12555.html http:///blog/item/12555.html 「日本から一番近いヨーロッパ」として知られているウラジオストク。 成田空港からわずか2時間半のこの街には、世界一の斜張橋があることをご存知でしょうか? ルースキー島橋と呼ばれているこの橋は全長が1104mあり、実際にこの橋を車で渡っていると まだ橋が続くの?!と思うくらい長いです。 しかし、特に夜にこの橋を渡っていると、コンビナートや遠くの建物の光で海が反射し、とっても綺麗なのです。 橋を渡った先のルースキー島には、極東ロシアで最大の総合大学である極東連邦大学があります。 ウラジオストクは空気の質(少し湿気がある感じ…)や海と山がある風景がどことなく日本と似ています。 しかし建物や食文化はしっかり西洋なので、時間がないけどヨーロッパを感じたい!という方におすすめです。 Wed, 24 Jul 2019 13:33:01 +0900 近隣諸国の料理 ~②ウズベキスタン料理編~ http:///blog/item/12546.html http:///blog/item/12546.html 前回に引き続き、今回は今注目の国・ウズベキスタンの料理をご紹介します! ☆ウズベキスタンとはどんな国? 中央アジアに位置する国で、首都はタシケントです。 人口の90パーセント以上がムスリムで、サマルカンドブルーと言われるモスクはとても美しく、間近で見ると本当に感動します。 2018年より、30日以内の滞在であればビザが不要となったため、日本からの観光客がとても増えている今オススメの国です。 ☆ウズベキスタンのおいしいもの その1「プロフ」 プロフはウズベキスタンの炊き込みご飯。 たくさんの人参と牛や羊の肉、そして味の決め手となるクミンが入っています。 プロフはとても大きなフライパンで一度にたくさん作るため、できるだけ早い時間に食べに行った方が油が回っていなくておいしいですよ! ☆ウズベキスタンのおいしいもの その2「ラグマン」 ラグマンはトマトをベースにした野菜スープの中に、うどんにとても良く似ている麺が入っている料理です。 すこしピリ辛であったり、麺が細かったり太かったりと、お店によって個性があります。 このラグマンは日本人に本当に合う味をしているので、機会があればぜひお試しください。 ☆ウズベキスタンのおいしいもの その3「サムサ」 ウズベキスタンだけでなく、中央アジア全体で幅広く食べられているサムサは、三角形の形をしたパイ生地のパンで、 中身はひき肉やとり肉、チーズなどの種類があり、日本でいう肉まんのようなポジションにあります。 小腹がすいたときにはサムサを買って食べ歩きするのもいいですね。 Mon, 22 Jul 2019 12:26:02 +0900 近郊諸国の料理 ~①ジョージア編~ http:///blog/item/12538.html http:///blog/item/12538.html ロシアにはロシア料理のほかにも、日本ではあまり馴染みのない国の料理がたくさんあります。 今回はコーカサスの国・ジョージアの料理を紹介したいと思います! ☆ジョージアとはどんな国? 南コーカサスにある共和制国家で、首都はトビリシ。人口は370万人ほどの小さな国ですが、自然がたくさんあるきれいなところです。 2018年の初場所で優勝した栃ノ心力士の故郷でもあります。 ☆ジョージアのおいしいもの その1「ヒンカリ」 名前が可愛いヒンカリは、ざっくりいうと大きな小籠包です。 具はひき肉とコリアンダー(パクチー)などの香草で、お店によって使うお肉の種類や香草の割合が違います。 小籠包や餃子よりもずっと皮が分厚くもちもちしているのが特徴です。 中には熱々のスープが入っているので、やけどに気を付けながら食べましょう。 ☆ジョージアのおいしいもの その2「ハルチョー」 ハルチョーはジョージアの少し辛いビーフスープです。 特徴的なのは、お米が具として入っているところ。 日本人に合う味で、このスープだけでおなか一杯になってしまうことも… ☆ジョージアのおいしいもの その3「ハチャプリ」 ふわふわのパンにたっぷりのチーズとバターを乗せて焼き上げたハチャプリ。 ピザともパイとも少し違う、しかしものすごくおいしい食べ物です。 種類によって具が入っていたり、卵が落としてあったり、丸い形をしていたりします。 見るからにカロリーが高いのが分かりますが…ハチャプリを食べるときはダイエットは忘れましょう! 機会があれば、ぜひジョージア料理を試してみてくださいね。 Wed, 17 Jul 2019 16:47:13 +0900 ロシアの鉄道に乗ってみよう! http:///blog/item/12502.html http:///blog/item/12502.html 広大な土地をもつロシアでは、今でも人々は鉄道を頻繁に活用しています。 海外の、とりわけロシアの鉄道は敷居が高い・・・と思っているみなさんのために、今日はロシアの鉄道についてお話しようと思います! ◎駅名があべこべ? 日本で「東京駅」はもちろん東京にありますよね。 しかし、ロシアで駅名は、その駅が実際にある場所ではなく、その駅から向かう場所の名前を取って名付けられています。 例えば、モスクワからサンクトペテルブルグに向かうときに使う駅は「レーニングラード駅(※レーニングラードはサンクトペテルブルグの旧名)」、 サンクトペテルブルグで到着する駅の名前は「モスクワ駅」、といった具合です。 ◎「ドキュメント」は「パスポート」のこと! ロシアの鉄道では車内に入るときに係員のチェックがあります。 その時に「ドキュメント!」と言われても焦らずに。これはパスポートチェックです。 (「パスポート!」と言ってくれたら分かりやすいのですがね・・・笑) ◎同じワゴンのひとには笑顔で挨拶を! 2等車(クぺー)や3等車(プラッツカルト)を使う場合、他の乗客と一緒になることもあるでしょう。 そんなときは笑顔で挨拶を! これはお互いが気持ちよく旅行をするためにとても大切なことです。 言葉がわからなくても大丈夫。ぜひ、「プリベット!(こんにちは!)」と言ってみてください。 ここまで来たら、あとは鉄道の旅を楽しむだけ。 お茶を片手に、ぜひ趣あるロシア鉄道に乗ってみてくださいね! Mon, 24 Jun 2019 18:06:49 +0900 ロシア人のリゾート・ソチ http:///blog/item/12497.html http:///blog/item/12497.html 2014年にオリンピック・パラリンピックが行われたソチは、実はロシア最大のリゾート地であることをご存知ですか? 黒海とコーカサス山脈を望むこの地域はもともとはグルジア王国やオスマン帝国によって支配されていましたが、露土戦争の結果、1829年にロシアに割譲されました。 その後ソビエト時代に保養地として整備され、ロシア人の憩いの場となったのです。 ソチではビーチを楽しむもよし、自然公園を散歩するもよし、一日中カフェでボーっとするのもまたいいでしょう。 モスクワから飛行機で2時間半のこの土地で、都会の喧騒から離れたバカンスはいかがでしょう? Thu, 20 Jun 2019 18:01:09 +0900 スーパーで買えるおススメロシア土産! http:///blog/item/12487.html http:///blog/item/12487.html 旅行の楽しみの1つが現地のお土産ですよね。 今日は定番のマトリョーシカやウォッカではない、街のスーパーで手に入るおススメお土産を紹介します! ☆板チョコレート ロシアの板チョコレートはパッケージがどれもとっても可愛いです。 味は日本のものよりも甘めのものが多く、またナッツやマシュマロ、ドライフルーツが入っていたり種類が豊富です。 都市によってはそこでしか買えないものもあるので、お気に入りのデザインを見つけたらぜひ「パケ買い」してみてください! ☆インスタントボルシチ 日本にインスタント味噌汁があるように、ロシアにもインスタントボルシチがあります。 このスープがなかなかおいしいのです。 小分けで1つ20ルーブルほどで売っているので、ばらまきのお土産にも最適です。 ☆ロシアビール ロシアのお酒といえばウォッカ!ですが、ロシア人もビールをよく飲みます。 味は日本のビールよりも軽い口当たりのものが多いです。 おすすめは「ジグリ(жигули)」と「シベルスカヤ・カローナ(сибирская корона)」です! この他にもロシアのスーパーには日本にはないめずらしいものがたくさんあります。 家族に、お友達に、はたまた自分のために?素敵なお土産を見つけてみてくださいね。 Tue, 18 Jun 2019 13:02:22 +0900 モスクワの新名所「パルク・ザリャージエ(Park Zaryadye)」 http:///blog/item/12486.html http:///blog/item/12486.html 2017年9月9日、モスクワの中心部に新たな観光名所ができました。 それがこの「パルク・ザリャージエ(ザリャージエ公園)」です。 大きく突き出した展望台が特徴的なこの公園の中には、博物館やコンサート劇場があり、また様々な催し物も行われています。 そのデザイン性は海外でも高く評価されており、2018年にはアメリカのTime紙にて「訪れるべき100の場所」のうちの1つに選ばれました。 ザリャージエ公園は赤の広場やクレムリンからほど近いところにあります。 定番のモスクワルートから少し足をのばして、最新のモスクワ観光地を体験してみてはいかがでしょうか! Mon, 17 Jun 2019 17:09:19 +0900 モスクワのメトロ http:///blog/item/12479.html http:///blog/item/12479.html モスクワには多くの観光名所がありますが、移動手段となるメトロの駅も日本のものとは大きく異なり、とても見ごたえがあります。 今日はそんなモスクワメトロの第5番線(茶色・環状線)の中から、スタッフがおすすめの駅を3つ紹介したいと思います。 ★コムソモーリスカヤ駅 モスクワの北に位置するコムソモーリスカヤ駅の特徴は、なんと言ってもその豪華さにあります。 一面が明るい黄色の天井からは大きなシャンデリアがかかっており、まるで宮殿の一室にいるような気持ちになります。 この駅はモスクワで主要となっている3つの鉄道駅の最寄りとなっています。 ★ノヴォスロボツカヤ駅 コムソモーリスカヤ駅から2駅進んだノヴォスロボツカヤ駅には、32枚のステンドグラスが使われています。 それぞれ模様や色が少しずつ異なるので、少し足を止めて美術館のように見学するのもいいですね。 ★タガンスカヤ駅 1950年の開通当時、モスクワメトロの中で一番深い駅であったタガンスカヤ駅。 この駅は白と水色を基調とした、とても爽やかな駅です。 ただし、ラッシュ時間(18時~19時ごろ)はかなりの人ごみになるので要注意! ひと昔前まで、モスクワメトロでの撮影は禁止されていました。 しかし、最近では逆にホームに撮影のベストポジションを表示してくれているところもある変わりようです。 そのほか、長~いエスカレーターやメトロショップが併設されている駅もあります。 モスクワを訪れた際にはぜひメトロに乗って、お気に入りの駅を見つけてください! Wed, 12 Jun 2019 16:28:45 +0900 ⊛ロシアのバーニャ http:///blog/item/12114.html http:///blog/item/12114.html バーニャ(ロシア語:баня, bania )とは、ロシアの蒸し風呂のことを指します。 日本人はサウナにとして知られています。   ロシアでもう一番寒い季節になりましたが、病気予防や健康促進を目的に、ロシア人は体を温めるため、お風呂に入ったりバーニャに行ったりします。 ロシアの文化では、バーニャは何世紀にもわたって大切な役割を果たしてきました。ロシア人にとってバーニャこそ健康への第一歩で、多くの病気を治す方法として信じられてきました。 バーニャに入り、熱々になった竈に水をかけると湯気がたくさん出ます。体を温め、白樺の葉で自分の体を叩き、熱くなったら外に出て体を冷ます。そうすると汗がたくさん出て、新陳代謝を高めるほか、精神的にも幸福感がアップします。そのためロシア人はこのバーニャが大好きなのです。 伝統的なバーニャは、池に近くに建てられます。体が熱くなったら外に出て、池に飛びこみ、体を冷まします。池がない場合は、雪の上で身体を冷やすこともあります!特に冬は温度差が激しいため、冬こそ免疫力を高めるうえで大きな効果が期待されるそうです。 ロシアのバーニャはとても熱いため、心臓病等の病気を持っている人はバーニャに行く前に医師に相談の上ご検討ください。   Anna Thu, 09 May 2019 00:00:00 +0900 独自の文化を守るセメイスキエ http:///blog/item/12086.html http:///blog/item/12086.html ウラン・ウデから南へ向かって車を走らせると、独自のカラフルな装飾が施された家々の集落をいくつも見かけます。これらはセメイスキエと呼ばれるロシア古儀式派の人々が暮らす村々です。 古儀式派とは、ロシア正教において主流派から外れ、古い様式を守る宗派のことを指します。17世紀半ばに権力を掌握した総主教ニコンによって強引な宗教計画が断行された結果、多くの古儀式派教徒が生まれるに至りました。セメイスキエは18世紀後半にポーランドなど外国に逃れていた教徒たちが政府の融和政策によって呼び戻され、シベリアに移住したことに始まります。以来彼らは旧来の礼拝様式や伝統文化を守り続けてきました。 セメイスキエの集落は、木造家屋の窓枠や門には、草花や鳥のイラストが描かれるなど、鮮やかな色彩で飾られています。衣装も独特のスタイルを守り、横縞模様のカラフルなエプロンを重ねるスタイルはシベリアの他の民族には見られません。そして、セメイスキエを象徴するのが合唱です。地域ごとに独自の合唱団があり、民族衣装に身を包んでゆったりとしたハーモニーを聞かせてくれます。歌こそ彼らの誇りであり、文化と信仰を守り続けてきた証なのです。 Thu, 25 Apr 2019 00:00:00 +0900 2大帝都で伝統工芸品の美に触れる http:///blog/item/12244.html http:///blog/item/12244.html 広大な大地のロシアには、各地域で発達した伝統工芸が数多くあります。今回はサンクトペテルブルグとモスクワの2大帝都の伝統工芸品について紹介したいと思います。 インペリアル陶磁器-サンクトペテルブルグ インペリアル・ポーセレンは、サンクトペテルブルグで1744年に創業した老舗の磁器工場です。その名の通りロマノフ王朝の歴代皇帝御用達の磁器で、長年ロシアの人々に愛されてきました。昔からの定番の柄から新作まで、様々なデザインがあります。 エルミタージュ美術館の分館ではインペリアル陶磁器の芸術作品が展示されています。歴代にわたる貴重な作品が並んでいます。 ジョストボ塗り-モスクワ モスクワ郊外のジョストボ村に伝わる伝統工芸品です。金属製の黒の盆に鮮やかな花や果物が描かれていて、実用品としてだけではなく、アートとしても大変人気があります。金属から盆や器を形作り、その上に漆を塗り、さらに油性絵具で絵を描くといういくつもの専門技術が必要とされます。 モスクワの民芸品博物館では、ジョストボ塗りをはじめ、様々なジャンルの民芸品を展示しています。併設のショップでは、民芸品の複製品を購入することができます。また、グム百貨店の中にはジョストボ専門店があり、コースターのようなものから大型のトレイまで多様な商品の取扱があります。 ロシアの伝統工芸品をひとたび手に取れば、あなたもきっとその技術、デザイン性に魅せられるはず! Mon, 22 Apr 2019 00:00:00 +0900 ドストエフスキーも愛したロシアのお菓子パスチラ http:///blog/item/11963.html http:///blog/item/11963.html パスチラというお菓子を知っていますか? パスチラはマシュマロに似たロシアの伝統的なお菓子です。 酸味の強いロシア産のリンゴや、クランベリー、ラズベリーなどのベリーと蜂蜜を加えて作られます。15世紀以降には白いパスチラが作られはじめ、その際には卵白も使用されます。最近はナッツを加えたパスチラも人気のようです。これらをロシア製のストーブに入れて加熱して作っていきます。ストーブの中で徐々に温度を下げてパスチラを冷まします。その後、乾燥させたパスチラを木の箱に詰めてかまどで加熱による乾燥を行い、完成させられます。 パスチラは14世紀からロシアで食べ続けられてきたお菓子です。ロシアではキャンディに分類されています。1917年にロシア革命が起きる以前は、ロシア国内ではコロムナ、ルジェフ、ベリョーフ地方のものが特に有名でした。ソビエト連邦時代には、工業生産量増加のため小さな白い棒状のパスチラが登場し、ロシア全体で食べられるポピュラーなお菓子となりました。 パスチラで有名な地域の1つコロムナにはドストエフスキーが子供の頃に住んでいました。コロムナでドストエフスキーはベリー味のパスチラがお気に入りだったそうです。その後も執筆中にも本棚にお菓子箱を隠し、その中にパスチラを常備していたのだとか。 パスチラは現在カフェで提供されるほか、スーパーマーケットなどで手頃な価格で購入することができます。観光の休憩に色々な種類の本場のパスチラを楽しんでみてはいかがでしょうか。 Fri, 12 Apr 2019 00:00:00 +0900 ユダヤ人自治州都ビロビジャン http:///blog/item/12085.html http:///blog/item/12085.html アムール川を挟んでハバロフスクの西側はユダヤ人自治州となっており、その州都がビロビジャンです。1928年のスターリンによるビロビジャン計画によって多くのユダヤ人がこの地に移住しましたが、インフラも何もない土地で一から生活をスタートさせることは大変困難であったため、多くの入植者がハバロフスクなどの都市部へ戻るか、1989年に始まったロシア系ユダヤ人のイスラエル移住計画のためこの地を去って行きました。現在ビロビジャンに住むユダヤ人の割合は人口の数パーセントにも満たない状態です。 ビロビジャンは数時間で歩いて回れるほどの小さな町で、市内中心部にはシナゴーグがあり、中には小さな博物館が併設され、ユダヤ教に関する展示の他、ビロビジャンに入植した人々が所有していたインディッシュ語で書かれた古い本などを資料として保存しています。その隣に建つユダヤ人協会では、地元のユダヤ人と触れ合うこともできます。メインストリートでは、野菜や果物、日用品などを売る大きな市場があります。看板や新聞など、街中に見られるインディッシュ語の表記が、ここがユダヤ人自治州であるということを感じさせてくれます。 ビロビジャンへはハバロフスクから列車で約3時間。ハバロフスク~ビロビジャン間を往復するエロフェイ・ハバロフ号を利用すれば、シベリア鉄道での日帰りの小旅行として楽しむことも可能です Fri, 05 Apr 2019 00:00:00 +0900