最高級ホテルに宿泊バルト三国
ラヘマーでハイキング９日間

ワールドクラスの「スモールラグジュアリーホテル」に宿泊

バルト三国には旅行者が大勢宿泊する大型のホテルではなく、部屋数が限定されたスモールラグジュアリーホテルがいくつもあります。他の滞在者に煩わされることなく、ゆっくりとご滞在を楽しんでいただけます。例えば、ヴィリニュスの「Narutis Hotel」は旧市街に溶け込んだ落ち着いた雰囲気のブティックホテルです。リガの「Dome Hotel & SPA」は400年築の建物を利用したモダンなインテリアのホテルです。ドーム大聖堂とリガ城まで徒歩2分という立地も魅力的です。パルヌにはアールヌーヴォーの建物として名高い「Villa Ammende」があります。ヘルスリゾート内にあり、サウナ付きのお部屋もあります。レストランも有名です。極めつけはタリンの「The Three Sisters」です。天皇陛下も宿泊されたことがあり、その時のメニューがエンペラーディナーとして提供されています。

おとぎの国だけど悲しい歴史もあるバルト三国の「旧市街」

バルト三国の旧市街はどの都市もまるでおとぎの国のような可愛らしさです。可愛らしい雑貨が売られていたり、街中を歩くだけでも心が弾みます。しかし、歴史の流れに翻弄されてきた悲しい部分も内包しています。「ヴィリニュス」はドイツ占領下のユダヤ人の迫害、ソ連軍占領下の弾圧に耐えました。教会が特に多く、白亜の聖ペテロ＆パウロ教会は一見の価値ありです。「リガ」は特にソ連軍に苦しめられました。それを象徴するのが自由記念碑です。この女性像が秘める真の意味を知ったとき、そのデザインの奥深さに驚くでしょう。リガといえばブラックヘッドの会館を見ないわけにはいきません。「タリン」もまたソ連軍の占領にあいました。しかし、IT産業で世界をリードする国はそんなことを微塵も感じさせません。旧市庁舎がランドマークです。

「ヴィリニュス」だけではないリトアニアの見どころ

リトアニアの魅力はヴィリニュスだけではありません。「トラカイ城」は湖に浮かんでいるように見える城です。付近にはカライメ人が住んでいて、彼らの民族料理キビナイが食べられるカフェもあります。「カウナス」は日本のシンドラーと呼ばれる杉原千畝が活躍した町です。杉原記念館には当時のことが分かる興味深い展示があります。シャウレイの町から車で少し行くと突然「十字架の丘」が現れます。大小さまざまな十字架が立つ風景は圧巻です。まさに十字架の国を印象付ける景観です。ここには遺体は埋められていません。ショップで十字架を買って、立てることもできます。また来られるように願いをかけてみても良いかもしれません。

「リガ」だけではないラトヴィアの見どころ

「ルンダーレ宮殿」はバルトのヴェルサイユともいわれるバロック様式の豪華な宮殿です。サンクトペテルブルクのエルミタージュ美術館と同じイタリア人建築家によって設計されました。宮殿内部はロココ調の装飾で贅を尽くしたものとなっています。美しい庭も必見です。「スィグルダ」はラトヴィアのスイスと呼ばれています。「トゥライダ城」の塔の上からは素晴らしい景色が一望できます。グートゥマニャ洞穴やクリムルダ城址を見た後は、ぜひロープウェイでスィグルダ側に行ってみてください。紅葉の季節は眼下に美しい風景が広がります。

「タリン」だけではないエストニアの見どころ

タリンはエストニアの首都ですが、夏の首都は「パルヌ」だと言われています。海辺のリゾート地で、夏はロシアやヨーロッパ諸国からの海水浴客でにぎわいます。また、かつては泥風呂が有名で、貴族が泥治療に訪れていました。その名残もあって、スパ施設が充実しています。手工芸も有名で、町の中心にはハンディクラフトを教えてもらえる場所もあります。「ラヘマー国立公園」はエストニアのすべてがあるといわれる国立公園です。海から森まで様々な自然の造形美が楽しめます。ヨーロッパでは既にあまり見られなくなった希少種もここでは生息しています。自然だけではなく、領主の館もあります。