文化芸術を感じる
２大帝都への旅

言わずと知れたロシアの首都。世界中から人が訪れます。ロシアの政治、経済の中枢であり、文化の中心地です。最近の発展は目覚ましく、高層ビルがそびえ立ちます。観光地として、クレムリン、赤の広場は外せないでしょう。ネギ坊主でおなじみの聖ワシリー寺院を見ると、モスクワへ来たという実感で、高揚した気分になれます。ノヴォデヴィッチ修道院やコローメンスコエなどの世界遺産もあります。モスクワ大学やオスタンキノ宮殿などノスタルジックな建物も残っています。ロシアバレエの本拠地「ボリショイ劇場」では世界最高峰のバレエ鑑賞も可能。バレエだけではなく、劇場内部の荘厳さに感動します。

この都市は、ピョートル大帝によりつくられました。建都以来ロシア最大の文化都市として発展してきました。バレエや文学が盛んな芸術都市として知られています。特にマリインスキー劇場は非常にレベルが高いです。ネフスキー大通りにはオシャレなカフェやお店が目白押し！5月下旬から7月中旬には太陽の沈まない白夜となります。6月は白夜祭として、劇場や街なかが活気づきます。「赤い帆の日」には、ネヴァ川にたくさんの船が出ます。たくさんの花火と赤い帆が大変美しいです。イサク聖堂や血の上の救世主教会、カザン聖堂、宮殿広場、スモーリヌイ、ペトロパヴロフスク要塞など見どころ満載です。

ロシアに興味のない人でも、行ってみたいと誰もが言います。その起源は、エカテリーナ2世が建てた美術品展示室です。自身専用のものであり、一般公開はありませんでした。しかし、1863年に初代館長となったゲデオーノフにより、その素晴らしいコレクションを市民も見られるようになりました。収蔵美術品の数は300万点、展示室を全部歩くと20km以上。美術品だけではなく、建物自体も一つの芸術品のようです。世界三大美術館の一つをぜひ堪能してください。

サンクトペテルブルクから南に25kmに位置しています。ツァールスコエ・セローは皇帝の村を意味しています。2世紀の間、皇族の夏の住まいとして使用されました。1855年にユネスコの世界遺産に登録されています。ツァールスコエ・セローの目玉はエカテリーナ宮殿です。完全修復された「琥珀の間」は最も人気のあるスポットです。大広間は大黒屋光太夫がエカテリーナに拝謁した場所。当時に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

サンクトペテルグルクの南西約30kmに位置しています。サンクトペテルブルク市内から高速艇で行くこともできます。フィンランド湾に面した美しい宮殿で庭園も見事です。特に目を見張るのが、非常に豪華な噴水と彫像の数々。宮殿と階段状の噴水のアンサンブルは素晴らしいです。これらの噴水はピョートル大帝が自ら考案しました。国づくりのため大帝は諸外国で建築技術も学びました。当時の技術でここまでの見事な噴水をつくりあげたのです。
修復後、ユネスコ世界遺産にも登録されました。