ロシアの結婚式


5月から10月ごろまでの雪の降らない時期にロシアを訪れると、街中で結婚式真っ只中のカップルに遭遇することがよくあります。
日本では道端で結婚式ご一行を見ることはあまりないので、太陽の下の真っ白なウエディングドレスは新鮮でとても美しく見えます。
ロシアの結婚式に関しては、他にもこのような違いがあるのです。

◎結婚式当日に書類を提出する!
日本では結婚式を行う日と婚姻届けを出す日はほとんどの場合別ですが、ロシアでは結婚式を行うまさにその日に提出することが大切とされています。
婚姻届けの提出先はЗАГС(ザクス)と呼ばれる役所です。
そして、提出したからといってすぐに夫婦として認められるわけではなく、受理までは1か月もかかるのです。
ロシアはロシア正教が多い国ですが、結婚式において宗教的な意味合いはあまり重視されていません。

◎花嫁を『買う』?!
結婚式当日、花婿は花嫁の友達や家族に少量のお金やキャンディー類を渡しながら花嫁のいる部屋に迎えに行きます。
これは、古くは本当に花嫁を「買う」意味で、自分の財産を花嫁側の親に渡していたところから転じてできた文化で、
現在では本当に買っているわけではなく(笑)、ゲストを楽しませるために行われているのです。

◎鳴りやまないゴーリカコール!
ロシアの結婚式を見ていると、何度も何度も聞こえてくる言葉があります。
それが「ゴーリカ」。ゴーリカとは直訳するとロシア語で「苦い」という意味で、
苦いから君たちのキスで甘くしてくれ!ということを表しています。
「ゴーリカ!ゴーリカ!」と盛り上がっているグループがあれば、間違いなく結婚式を行っているのでしょう。

ロシアにはフォトジェニックな公園や建物がたくさんあります。
ハネムーンにロシア…なんてのもありなのではないでしょうか?








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