ロシア周辺国への旅

シルクロードの十字路と称されるウズベキスタン。世界遺産に登録されたサマルカンド、ブハラ、ヒヴァは東西を行き交う文化に育まれた歴史都市。別名「青の都」とも呼ばれるサマルカンドでは「サマルカンド・ブルー」とも呼ばれる美しい青色のタイルで装飾された、遺跡を見ることができます。

地獄の門で有名なトルクメニスタン。世界屈指の資源国のため経済が大変豊かです。首都アシガバートには白亜の大理石建築が並び…世界最大の室内観覧車などがあります。独裁国家といわれ、政府による統制の厳しい国でした。その名残で現在でも治安は良いと言われています。生まれ変わったトルクメニスタンへようこそ！

ワイン発祥の地、大相撲・栃ノ心の祖国としても知られるジョージア。古くからシルクロードの要衝として栄えてきました。首都トビリシの旧市街には19世紀の街並みが今も残り、石畳の旧市街にある東方正教会の教会、華麗なアールヌーボー調の建物、ソ連のモダニズムの建造物などの多様な建造物は、ペルシャやロシアの支配下に置かれていたこともある同国の長く複雑な歴史を反映しています。郊外にある、ワイナリーや世界遺産・ムツヘタの歴史的建造物なども見逃せません。

アルメニアは、ジョージアと並び、世界で最初にキリスト教を国教とした国です。豊かな自然の中に多くの教会や修道院があり、4 世紀に建立されたアルメニア教の総本山エチミアジン大聖堂(世界遺産)をはじめとした、宗教建造物で知られています。ノアの箱舟が大洪水の後で流れ着いたとされることで有名なアララト山はアルメニア民族にとって国家のシンボル。前述のエチミアジン大聖堂は、このノアの箱舟の残骸が展示されていることでも有名です。

アゼルバイジャンは、世界最大の湖カスピ海に隣接する国で、近年の発展は目覚ましいものがあります。 首都バクーは第二のドバイと呼ばれるほど急速に発展し、近未来的な街並みと昔ながらの建物が混じり合います。バクー市内の見どころは、シルクロードの中継地として栄えたころの面影を残す旧市街。近郊にはゾロアスター教の聖地としても知られる近郊のヤナルタグも見どころです。

森と湖の国・ベラルーシ。その首都ミンスクは町の中心を川が流れる、穏やかな都市です。12世紀からミンスク公国の首都として発展したミンスクは古代ロシアでも最古の街のひとつです。戦前の歴史的景観を復興させたトラエツカヤ旧市街区では昔ながらのベラルーシの街並みを見て取ることができます。長い歴史の中で、地理的要所となり戦火に見舞われてきたベラルーシ。歴史的な建造物や世界文化遺産の数は限られていますが、戦後再建された緑と水の美しい街並みを楽しみに訪れていただきたい国です。