タジキスタンのチャイハナ


チャイハナはペルシア語で喫茶のこと。昔からタジク人の男たちは体力を使う仕事の後にお茶を飲んでひと休みすること、お客さんが家に来てくれたら必ずお茶を出すのがタジク人の習慣です。暇になると友達同士で集まり、お茶を飲んでおしゃべりをします。集会所はお茶を飲めるために「チャイハナ」と呼ばれています。タジキスタンの各町村には必ずモスクがあって、隣にはチャイハナがあるのが普通です。

チャイハナの中にはいくつかソファがあり、部屋の角には木彫りで美しい花模様が彫られた柱があります。外観はガラス張りで通りに面しています。数羽のウグイスなどを鳥かごに入れて吊るし、鳴き声を楽しむのが一つ、タジク人たちがお茶を飲むときの楽しみになっています。

現在、チャイハナでは伝統料理を食べることもでき、観光客にも人気の場所になっています。特にドゥシャンベのチャイハナ・ロハトは、タジキスタンの首都を訪れた旅行者が必ず立ち寄る場所となっています。チャイハナ・ロハトは1958年に建てられ、料理に限らず、タジキスタンの様々な技術を見られ、触れられる場所となっています。
チャイハナの柱の模様

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