この曲は1987年に発売された加藤登紀子さんの曲で、当時大変な人気となりました。
異国からやってきた女優に一目ぼれをしてしまった貧しい画家は、自分の持つものすべてを売ってしまいます。
そのお金で画家は街中のバラを買い占め、彼女が泊まるホテルの前の公園を真っ赤に埋め尽くしました。
しかし、それを窓から見つけた女優は、どこかのお金持ちがふざけたのだろうと思いそのまま去ってしまう…
…そんな悲しくも美しい物語の歌なのですが、実はこの歌は実話であると言われています。
その画家とは、ニコ・ピロスマニ。出身はコーカサスの国ジョージアです。
あの有名なピカソが「私の絵をジョージアに飾る必要はない。なぜならピロスマニがいるからだ。」と評価している彼の作品はどこか素朴で可愛らしく、特別なものではない、日常の中の「生命力」のようなものを感じます。
↑こちらが歌の題材となった女優の肖像画
拡大してみると...
↑なんとも楽しそうな姿!笑
↑建物はモダンで明るく、広すぎないので疲れることもありません。
ジョージアを訪れる際には、ぜひこの暖かい美術館にも足を運んでみてくださいね♪