未知の国・ジョージア!


8月にジョージア(旧グルジア)の各都市を10日かけて周ってきました!
丁度ラグビーワールドカップの直前に訪れたので、現地の人にジョージアを応援してくれ!と言われたのが印象的でした。
日本ではあまり知られていないジョージアですが、いざ行ってみるとこれまで見た事がないような絶景が転がっていました。
今回の旅行では、ジョージアにある人工・自然問わずの素晴らしい景色を観ることがメインでした。
まだ名残惜しいですが、いいスケジューリングのおかげで有名どころはかなり周ることができたと思います!
手配にあたっては、担当の方々に大変お世話になりました。ありがとうございます。

旅程:バトゥミクタイシメスティア(ウシュグリ村)トビリシ(カズベキ山)

バトゥミ(Batumi)
おそらくジョージア国内で最も発展している(黒海沿岸でビジネスが盛んなため。カジノもあり夜まで賑わっています。)都市でしたが、この日は移動疲れからか、せっかくの綺麗な街なのにカメラを忘れて何も撮れませんでした…これから訪れる方は黒海沿いの観覧車や謎のしましま人間交錯オブジェ(見れば分かります。)をお見逃しなく。

クタイシ(Kutaisi)
バトゥミからバスで2時間半ほど行ったところにある中西部の街です。

近隣の山中には世界遺産ゲラティバグラティ修道院(後者は”元”世界遺産)やギリシャにあるメテオラを彷彿とさせるカツヒの柱など、目を引く観光名所が多くあります。また、特に都会とも田舎ともいえない立地のおかげで市内ではジョージア内でもお得な価格でヒンカリ(ジョージア版小籠包)やチュルチュヘラ(ジョージア版スニッカーズ、クルミやナッツの入った葡萄羊羹)をお腹いっぱい食べることができます。街の作りもそんなに難しくないので市バスの乗り方もすぐにわかりますよ!
※あまり時間がない方はツアーに加入して回った方が絶対効率的です!




(カツヒの柱・写真上、バグラティ修道院・写真中、ヒンカリ・写真下)

メスティア(Mestia)ウシュグリ(Ushguli)
クタイシから西部の街ズグディディを経由して、山道に揺られること約7時間。
この道、ヤバイです。酔いやすい人は酔い止めがないとすぐに車の座席を汚す羽目になります。
インディー・ジョーンズにでも出てきそうな川沿いの断崖絶壁を登っていくと、ロシアとジョージアの国境に聳え立つ巨峰シュハラ山、ウシュバ山の麓にあるメスティアに到着します。
”復讐の塔”と呼ばれる尖塔が家々の隣に建ち並んでいるのがとても印象的でした。(夜にはライトアップもされています。)
メスティアからさらにジュラシックパークのような山道に揺られ2時間ほど行くと、ヨーロッパ地域で人間が定住している最高地点のうち一つであるウシュグリ村(2410m)へ到着します。なんでもジブリ映画の”天空の城ラピュタ”の登場人物シータの故郷・ゴンドアの谷のモデルになったとかなっていないとか。当日は曇っていてラピュタ城は見えませんでした。
また、この地域のトレッキングルートの多くがメスティアやウシュグリを起点としていて、例えばメスティアからウシュグリまで4泊ほどキャンプをしながら歩く道や、ウシュグリからロシア側へと歩いて万年氷河まで日帰りでトレッキングする道もあるそうです。



(メスティアにある復讐の塔・写真上、ウシュグリ村・写真下)

■トビリシ(Tbilisi)
メスティアから国を横断して中東部にあるのが首都・トビリシです。
個人的に大きな国の複雑な首都より小さな国のコンパクトにまとまった首都の方が好みなのでカズベギも含めて4泊もしてしまいました。
市内のワイナリー巡りや教会巡りはもちろん、川を挟んだ街はずれにある中世ジョージアの首都で世界遺産のムツヘタ、トビリシ貯水湖の近くの丘に聳える”ジョージアのクロニクル”などちょっとコアなところまでいろいろ巡ることができました。
ですが、一番面白かったのは泊まっていたホテルの目の前で日本でも有名な”ワイルドスピード”の新作の撮影が始まったことですかね。毎朝空砲の音が目覚まし代わりでした笑




(街の南端ナリカラ砦からの夜景・写真上、至聖三者大聖堂・写真中、ジョージアのクロニクル・写真下)

■カズベギ山(Mt.Kazbegi)
トビリシから日帰りでも一泊でも行けるロシアとの国境沿いにある巨峰・カズベギ山。
標高は5000m以上あるので頂上までは無理ですが、麓のステパンツミンダを拠点にいくつかのトレッキングルートや”天国に一番近い教会”としても知られるツミンダ・サメバ教会への登山道が伸びています。
僕は登山しましたが、ツアーに参加すれば楽々車で登れます。またトビリシからカズベギ山までがちょっと物騒な”ジョージア軍用道路”という道なのですが、これはロシアのウラジカフカスとトビリシを結んでいる昔からの重要な交易路だそうです。


(軍用道路からの眺め・写真右、サメバ教会・写真左)

渡航する前に少し調べた限りでは若干治安なども心配だったのですが、滞在中に危ないと思わされる出来事もついぞ起こりませんでした。
また、首都トビリシで訪れたワイナリーがどれもこれも素晴らしいものばかりで、やはり”ワインを初めて作った国”の二つ名は伊達じゃないなと思い知らされました。日本ではなかなかジョージアワインはお目にかかれないので、実際に現地に訪れてみてお試しあれ!










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ロシアエクスプレス
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