ロシア極東の劇場事情~ウラジオストク~


ロシアの舞台芸術と言えばやはりボリショイ劇場やマリインスキー劇場のあるモスクワかサンクトペテルブルグが有名というイメージがありますね。
ただ、芸術大国ロシアに興味があるけれど地理的にほとんどヨーロッパのモスクワやサンクトペテルブルグへ行くのは遠すぎる、、、という方もいらっしゃると思います。
一方で地理的にも日本から近く、日本からのアクセスもよくなったロシア極東のウラジオストクやハバロフスクへの旅行に興味を持たれる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
行きやすいけれど、どんな見どころがあるんだろうか。モスクワやサンクトペテルブルグみたいに芸術に触れられるのだろうか・・・。


ウラジオストクにはサンクトペテルブルグのマリンスキー劇場の「沿海ステージ」という名前のオペラ・バレエ劇場があります。
(ウラジオストクは沿海地方というロシアの地方の中心地です。)
もとは2012年のAPEC開催に合わせたウラジオストク開発の一環で建設された劇場で、2013年に「国立沿海オペラ・バレエ劇場」という名前でオープン、2016年以降、マリンスキー劇場の「沿海ステージ」と名前が変わりました。
かの有名なマリンスキー劇場の名前を背負っているとなると・・・。気になりますよね。

(写真は本家「サンクトペテルブルグ」のマリンスキー劇場です!)

新しい劇場ですが建物の造りも本格的で、バレエやオペラ鑑賞の優雅な雰囲気が楽しめそうです。
プログラムはスタンダードなものから子供向けまで。コンサートも行われており、地理的な特性からか、日本や中国、韓国などアジアのアーティストの公演があったり、バレエでは日本人のソリストも活躍しているようです。
ウラジオストクを訪問した際には、ロシア極東の舞台芸術について実際にその質を目で見て確かめてみるのも面白いかもしれません。
(チケット代は割とリーズナブルだとか。)



*マリインスキー劇場「沿海ステージ」
Приморская сцена Мариинского театра
https://prim.mariinsky.ru/














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