モスクワ便り「魅惑の市場歩き」


先週の木曜日に、前から行ってみたかったダニーロフスキー市場に行ってみました。都心部からも近く、地下鉄、路面電車など交通の便も良い場所にあります(地下鉄灰色の線のТульская;トゥーリスカヤ 駅が最寄り駅です)。さらに市場の近くにはショッピングモールもあり、市場を見学した後に立ち寄るのもいいんじゃないでしょうか。ATMやお手洗い(無料)もありますし。(※ロシアは街角にお手洗いはありますが、有料で、あまり綺麗でない場合が多いです)

入ってすぐ、ピローグ(パイ)の香りが迎えてくれました。その場で手作りされています。ホールでも買えるし、一切れ買ってこの場で食べるのもあり!

まずは魚コーナーに。鮭や鱒科の魚をはじめ、鯰のような日本のスーパーでは稀な魚まで売られています。基本的に量り売りで、何グラム?、何切れ?のように自分の必要な量を伝えて買います。

山盛りのイクラ!(イクラはロシア語では魚卵の意味。だから色や何の魚の卵なのか、という風に形容詞で判断します。例えば、日本でイクラ、と言われているのは、красная икра; クラースナヤ イクラー; 赤い魚卵 というように) 残念ながら、今はロシアでもイクラやキャビアは高級食材になってしまい、昔アーストラハン(カスピ海の近くの町)でスプーンですくって食べていた、という学校の先生の話は、もはや夢物語になってしまったようです。食べたかったなぁ、スプーンで…。


モスクワの市場でショッピングも楽しいですよ。
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干しフルーツ(イチジク、アンズなどなど)もかなりの種類があり、同じく量り売り。ナッツ類も、アーモンドやピーナッツ、カシューナッツはもちろん、日本では特別な店で探さないと無いようなものも普通に売ってあります。

こーんなに大きなカボチャ!思わずハロウィンを連想してしまいました。キャベツやトマト、キュウリなど、日本よりかなり安いし、味がいいです。内陸国ゆえ、海の魚は高いですが、川魚という選択肢もありますし、基本的なロシア料理に使うような野菜、果物はお手頃価格。ここで2年暮らしたら、産地が心配な上、キャベツ1玉が200円超えの国にますます帰国したくなくなった私です…。

帰り際に、ジューサーで新鮮なフルーツや野菜を使ってスムージーにしてくれるお店に寄って、西洋梨とオレンジのスムージーを飲みました。砂糖が入っていないのに甘くてとても美味しかったです。

モスクワにご旅行の際は、すこーし都心部から足をのばしてダニーロフスキー市場を見学するのも、アリだと思います。
(市場は朝8時から夜9時まで営業しています。)









ロシアエクスプレス
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