バイカル湖にしか生息しない魚オームリ


バイカル湖はロシアが誇る世界遺産で、その水量は地球上の淡水の約20%を占めます。琵琶湖の約50倍に匹敵する大きさです。世界で最も深い湖にもかかわらず、透明度もまた世界で1,2を争うほどです。そんなバイカル湖にしか生息していないオームリと呼ばれる魚がいるのをご存知ですか?

オームリはシベリアのバイカル湖に生息しているサケ科の白身の魚です。 美味、珍味とされ、高い需要と比較的多量な生息数のため、バイカル湖周辺の人々にとってオームリは重要な食糧資源の一つです。ロシア全土にわたり美味、珍味として知られており、輸出用として経済的にも重要な位置を占めています。 比較的長命の魚種で、性成熟するまでに5年から15年ほどかかると考えられています。10月中旬頃、オームリは産卵のためにバイカル湖に流れ込む川を遡上し、それらの河の上流で8000個から3万個の卵を生み、再びバイカル湖に戻ってきます。

バイカル湖付近の地域では新鮮なオームリをレストランで食べることができます。定番の食べ方は、燻製にしたものでカプチョーヌイといいます。その他にも生のオームリをマリネにしたスガダイ、焼いてサワークリームとホワイトソースでいただくオームリ・ジャーレン・オリギナーリなどがあります。日本では食べることができないこのオームリ、バイカル湖を訪れた際は是非召し上がってみてください♪








ロシアエクスプレス
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