少数民族ナナイ人の村を訪問


ハバロフスクからアムール川アムール川沿いに約80km、そこに少数民族のナナイ人の暮らすシカチ・アリャーン村があります。アムール川流域にはナナイ人以外にウデゲ人、ウリチ人、ニヴヒ人などの少数民族が住みますが、南方ツングース系のナナイ人はアイヌ民族の分岐にあたり、12世紀に同じ民族から分岐したと言われています。ここに住むナナイ人は伝統衣装を着て、ロシア語ではなく、ナナイ人独自の言語が話されています。

ナナイ人は漁業を営んできました。シャーマニズムを信奉しており、川岸に古代の線刻画ペトロ―グリフが残されています。線刻画はアムール川の岸ぎりぎりに多く見られますが、水量によっては水没してしまいます。魚皮製の衣服などを展示する小さな博物館が村の学校内にあります。先生に頼んで見学することも可能です。

シカチ・アリャーン村はハバロフスクから日帰りでの訪問が可能です。自然豊かなエリアなので、訪問するときは長袖、虫よけ対策をお勧めします。
 







ロシアエクスプレス
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