リゴフスキー・プロスペクト駅から出て右方向に少し行った所の、建物の中庭にそびえている細長い建物がそれです。中庭全体のポップな壁画が、来場者の気分を一気に上げます。
この中で行われているのが、ロフト・プロジェクト「エタジー(Этажи、ロシア語で「階」の複数形)」と呼ばれる一連のアート・プロジェクトです。
現代美術の展覧会のほか、ロシア・北欧のデザイナーによる衣服のギャラリー、ゆったりとしたワインバー、素敵なカフェ、イベントホールではおもしろい企画が用意されています。
ここでは一部をご紹介。
5階 ワインバー。
いろいろなスタイルの椅子やテーブル、家具調度がゆったりと置かれた空間は、近年ファッション雑誌等の撮影場所として好んで使われています。ワインはもちろんのこと、おいしいチーズや数種類のぶどう、ドライフルーツがおしゃれに盛り付けられたオードブルなどをお楽しみいただけます。すこしおとした照明で、親密なときを過ごせるでしょう。また、この階の一角ではときおりミュージシャンも招かれて、コンサートが行われます。
4階 ギャラリー「フォーラム」
ギャラリーの方向性としてはネオアカデミズム。けれども実際にはそれだけでなく、キュレーターによる美の探索の結果がここに集まります。
本屋
すべてのアートに関わる人々のための本屋さん。建築やグラフィックアートなど、さまざまなジャンルのアート・ブックがそろっています。
3階 緑の部屋
「楽屋」という名前のユニークなブティック・ギャラリーが入っています。ロシア・バルト三国のデザイナーによる作品が、倉庫のようなインテリアの中に展示されています。
2階 イベントホール
1階 Photo wall Svetosila
内外の若いフォトグラファーたちの作品が、屋外に展示されています。
他に、ユニークなイベントが定期的に行われています。
「こどもの時間」
週に2回、こどもたちのためのワークショップが開かれます。ダンスだったり、ベジタリアンフードのお料理教室、世の中にはどんなお仕事があるかなどのお話会、いつも楽しい企画がいっぱいです。
「おうちに帰りたい」
年に2回行われる、家を持たない動物たちのためのサポート事業。訪れた人々は、新しい小さな友達を連れて帰ります。
