ロシア式サウナ「バーニャ(バニャ)」をご存じでしょうか?ロシア式のサウナは、日本で言うならスチーム・サウナに近いものです。
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今回は、ロシアのサウナをご紹介します!!
日本で一般的なフィンランドサウナは湿度10%程度で温度を100℃かそれ以上に上げる高温サウナですが、
ロシア式サウナは温度は60℃程度と低いのに湿度が80~100%と、まさに文字通りの「蒸し風呂」!
日本のように男風呂と女風呂に分かれて不特定多数の人が共有するのではなく、
その施設そのものを借り切って、仲間同士や家族などのグループで利用します。
ロシア式サウナ・バーニャの醍醐味は、「ヴェニーク」と呼ばれる白樺とか樫の木の枝で体を叩く行為(!)。
これが血行を良くして、抗菌効果もあると言われています。何より木の香りがたまらなく心地よいですよ~♪

ヴェニークで、たたく!こんな感じです。


サウナ室にバケツを入れた水を持ち込み、その水の中にヴェニークをつけておき、
体が温まってきたらお互いこの枝で体をたたきあったり、サウナストーブにヴェニークの水をかけて蒸気を出して 木の香りを楽しみましょう。
入浴後、冷水を浴びたり冷気に当たることで急激に体を冷ますことが習慣。
体が温まったら水を張ったプールに飛び込んだり、冬などは雪の中に飛び込んで体を冷すこともあります!
サウナ室の中は広く、サウナストーブにヴェニークの枝で水をかけると心地よい蒸気が蔓延していい気持ち。
水風呂から出たら飲んだり食べたり、そしてまたサウナでヴェニーク振り回してはしゃいで・・・と、2時間は軽く過ぎしまいます☆
タオルも用意してくれますが、タオルと言うよりシーツに近いもので、インドのサリーのように体に巻きつけられる場合が多いです。
ロシアに行ったら、ぜひ「バーニャ」で日本とは一味違うサウナを体験してみてくださいね♪


バーニャの外観です。

