サハリン(樺太)のご紹介


世界にはどの国にも属していない帰属未定地域が存在するのをご存知でしょうか?しかもそれが日本のすぐ近くにあったとしたら…

実は、サハリン(樺太)もそういった帰属未定地域の1つ。北海道のすぐ北に位置する細長いサハリンはロシアだと思われるかもしれません。しかし正式にロシア領なのは、その北半分だけなのです。南半分は国際的にロシア領と認められたわけではなく、未だに帰属未定地域とされています。とはいえ、ロシアが実効支配しているのは確かなのですが。

サハリンは歴史に翻弄され続けてきた地でもあります。元々先住民・ロシア人・日本人が混在していたこの島は、19世紀後半にロシア領となってからは最果ての流刑地として使われていました。ロシアの作家アントン・チェーホフが著した「サハリン島」には、当時のサハリンに暮らす流刑囚の生活が描かれています。日露戦争後から南半分が日本領となって整備が進み、後の市街地の基盤を造りました。かの宮沢賢治がサハリンを旅したのもこの頃です。そして第二次大戦の後、日本の敗戦に伴い再びソ連統治下に戻りますが、正式な帰属には至っていません。

このように複雑な歴史をたどったサハリンには、北海道拓殖銀行豊原支店跡や樺太庁博物館跡など、日本統治下の面影を残す建物が今なお見られます。さらに手付かずの自然も広がり、歴史・文化・自然とさまざまな表情を見せてくれる-それがサハリンなのです。そんな不思議な島・サハリンを一度旅してはみませんか?

サハリン一人旅

<General Information>
州都:ユジノサハリンスク(旧豊原)
面積:7万6400km²
人口:約54万人
先住民:アイヌ、ウィルタ、ニヴフなど














ロシアエクスプレス
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