ペチカがロシアで何のために使われているか、と簡単に説明しますと...
①家を温めるため(暖房の代わり)
昔は今のような暖房がなかったため、ペチカを使って家を温めていました。
②料理を作るため
ペチカを使って作られるカーシャとピロシキは最高です!
③寝るため
ペチカの上に寝てみると、ベッドのようでした。
冬にそこで寝るととても気持ちが良かったです。
ある時の思い出...
当時私は5歳でしたが、今でも忘れられない思い出があります。
田舎に住んでいるおばあちゃんの家にいったら、決まってペチカの上に寝たかったんです。
でも、あそこで寝たくても、私が寝られることはあまり無かったですね~
おばあちゃんが譲ってくれなかったんですよ(笑)
年がとったおばあちゃんは、朝から夜まで畑仕事をやってましたが、いつもとても元気でした。
肩こりやぎっくり腰もなかったですね。
子どもの時にはなんでそんな元気なのか分かりませんでしたけど...
大人になってから、おばあちゃんの元気の秘密が分かりました!
畑仕事はいつも春から秋にかけて、やっていましたが...
毎年の寒い時期にペチカの上で寝て、体が芯から温まっていたからなんですよ。
その結果、重い病気もせず、ソ連の人たちはとても元気でした。田舎の人は特に!
今ロシアでペチカを目にする機会は少ないかもしれませんが...
ロシアのカレリア地方でしたら、まだペチカが日常的に使われています。
現地の人の家に泊まって、カレリアパイを作って、ペチカの上で寝る!
いろんなペチカの使い方、お試しあれ!

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