ロシア版ゴールデンウィーク


年末からロシアの祝日についてお伝えしてきましたが、5月には2つの祝日があるんです。うまく土日と重なれば5日間くらいの長いお休みになるそうですよ!ロシア版ゴールデンウィークといったところでしょうか。今回はこの祝日についてお伝えしていきます。
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まず5月1日、『春と労働の日(День Весны и труда)』から。 毎年5月1日に行われる国際的な労働者の祭典で、いわゆる”メーデー”です。ロシアでのメーデーは帝政ロシア期の1890年にポーランドのワルシャワで1万人の労働者がストライキを行ったことから始まります。それが徐々に規模が大きなものとなり、政治的な意味合いを持つようになってきました。このことで警察や軍隊とも衝突することもしばしばあったようですが、十月革命以降のソビエト政府はメーデーを公式に祝日として制定しました。
連邦の各地では、この日になると労働者によるデモや軍隊のパレードが行われ、特に首都モスクワでは赤の広場で大々的に集会が開かれ、テレビ中継が入るほどだったとか。ソ連崩壊後の1992年に現在の名称となり、今も全国でパレードが行われています。例えばモスクワなどはこのパレード中は歩行者天国になる部分もあるので、普段と違ったロシアを見ることができるかもしれませんね。
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では次に5月9日、『戦勝記念日(День Победы)』。
1945年の5月8日、長期化した泥沼の戦争をしていたナチス・ドイツがようやく無条件降伏し、9日にベルリンで降伏のための式典を行いました。ソ連は戦争終結までに軍民合わせて約2600万人という莫大な犠牲者を出しており、その亡くなった方々を追悼するためにこの日は制定されました。毎年赤の広場では軍用機や軍用車両などを動員して大規模なパレードが行われており、夜には盛大に花火が打ちあがります。

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いかがだったでしょうか。
やっぱりというか、ロシアにパレードはつき物なんですね。

文化芸術を感じるロシア2大帝都への旅








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