
でもあの玉ねぎ、大きなものを”クーポル”、小さなものを”ルーコヴィツァ”というのですが、なんであの形をしているのかご存知ですか?
これはロウソクの炎をかたどったもので、教会での祈りが神様に届く様子や、神様が空へと昇っていく様子を表したものだといわれています。
(ついでに冬には恐ろしいほどの寒さと雪が積もるロシアでは、あまり天井に雪が積もらないようにするための建築でもあるんです。)
そしてこの玉ねぎドームの乗った塔の数にも意味があるんです。
2 神と人間
3 父・子・精霊
5 中央がキリストで、それを取り囲む4つは新約聖書の使徒のマルコ・マタイ・ルカ・ヨハネ。
7 ロシア正教会における7つの神の恩寵
9 天使の階級
13 キリストと十二使徒
ロシア国内でもっとも塔の数が多いのは、
世界遺産・キジ島のプレオプラジェンスカヤ教会の22個だそうですよ。
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しかもこの教会、18世紀初頭に建てられ釘を一本も使っていない建築なんです。
今は老朽化の影響で内部の観光は制限されてますが、今後もしっかりと保存されていってほしいですね。