大公国の首都として北東ロシアに輝いた街ウラジーミル


モスクワから東北東へ185km、1108年、ウラジーミル大公がクリャジマ河畔の小高い丘の上に要塞を造り、自分の名前を与えたのがこの土地の始まりだと言われています。12世紀半ばにウラジーミル・スーズダリ公国の首都となり、優美な姿のウスペンスキー大聖堂が建設されました。その後周辺公国を束ねる大公国となり黄金期を迎えます。1299年に衰退したキエフにかわり、ロシア正教の府主教座となりますが、領内の諸公の争いにより弱体化、14世紀にはモスクワ大公国の支配下になります。その波乱に富んだ歴史を見守ってきた歴史的建造物は世界遺産に登録されています。

ウスペンスキー大聖堂

12世紀後半、石灰岩を用いて建設されたウラジーミルを代表する優美な建築。後年モスクワの同名の大聖堂設立に際し、手本となりました。15世紀初頭にアンドレイ・ルブリョフが描いたフレスコ画「最後の審判」が今も祭壇前の天井に残っています。同じ敷地内の聖ドミトリエフスキー聖堂は聖書や神話の世界を描いた外壁のレリーフが見どころです。

黄金の門
12世紀に首都を防衛するために築かれた門。当時は高さ9mの土塁が左右に続いていました。現在は軍事博物館となっています。1238年のタタールとの戦いのジオラマ、鎧、弓などの古い武具を展示し、宇宙飛行士など現代の英雄のコーナーも用意されています。

ポクロフ・ナ・ネルリ教会
伝説では12世紀に、アンドレイ公が戦死した息子を悼み、聖母の庇護と救いの祭日「ポクロフ」にこの教会をささげたと言われています。ネルリ川近くの小さな湖に面し、白い外壁はダヴィデ王や獅子、グリフォンなどのレリーフで飾られています。




ウラジーミルは黄金の環の都市の中でも、モスクワからのアクセスが良い気軽に訪れることのできる都市です!
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ロシアエクスプレス
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