中世の面影を残すロシア屈指の古都ノヴゴロド


ノヴゴロドはサンクトペテルブルグの南南東180kmに位置し、ヴォルホフ川西岸のクレムリンは行政・文化の中心、東岸は商業地域として栄えました。9世紀半ば、バルト海からカスピ海への交易路の拠点となり、862年にはリュ―リックの統治が始まります。12世紀前半から民会を中心とし、「統治者を選ぶ自由」をもつ共和制都市国家へと成長し、ハンザ同盟との貿易も盛んになりました。中世ロシアのイコン製作の中心地ともなりました。3世紀あまりの独立の後、1478年、モスクワの支配下に入ります。18世紀、サンクトペテルブルグ建設後は、静かな地方都市となりました。

◆ノヴゴロドの主な見どころ◆


クレムリン
現存するロシア最古のクレムリンで、ユネスコ世界遺産に登録されています。高さ約11m、長さ1385mの城壁の内外は公園になっています。ヤロスラフ賢公の命で城壁の建設が始まったのは、1044年のこと。建ち並ぶ9つの塔の1つ、コクイ塔(41m)からはクレムリン内部、ヴォルホフ川、市内が手に取るように見えます。

ソフィア聖堂
1050年創建のソフィア聖堂はロシア最古の石造建築です。祭壇正面のイコノスタス(聖障壁)や聖母出現のイコンの名高いです。フレスコの多くは14世紀のものとなっています。外壁のマグデブルク門の取っ手は、堕罪者の頭を咥えた獣の顔(地獄の象徴)で、信者に最後の審判を想起させるといいます。礼拝時に信者の歌う聖歌は大変美しいです。

ロシア1000年記念碑
リュ―リックによる建国から1000年を記念し、1862年にコンクール形式で作られた記念碑。高さ15.7m。頂点の女性はロシアを象徴し、ロシアの守護天使が祝福を与えています。その下には盾を持つリュ―リックをはじめ、建国、キリスト教受容、クリコヴォの勝利、中央集権化、ロマノフ王朝の始まり、ピョートル改革の6テーマを代表する像が並んでいます。人選は皇帝の承認を得たとか。


ノブゴロドはサンクトペテルブルクから専用車で日帰りすることもできますし、寝台列車で訪れることも可能です。
モスクワ、サンクトペテルブルクともう1都市訪れたいという方にお勧めの都市です✨



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ロシアエクスプレス
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