ロシアのお菓子


その国の食べものを知れば、その国 を知ることができる。
食べ物にはその国の文化や歴史が詰まってますからね。ということで、ロシアのお菓子についてご紹介したいと思います♪

お茶請けの定番、プリャーニク(Пряник)

スーパーや市場でもよく売られているポピュラーなお菓子
小麦粉で作った生地に蜂蜜や木の実、スパイスなどが混ぜてあり、中にはジャムが入っていることも。プリャーニクにはかわいい絵や図柄が表面に刻印してあるものが多く、小さいものから大きいものまで様々。
すぐに食べないで家の中に飾ったりすることもできるため、祭日には多くのプリャニークが売られています。
 プリャーニクの原型は蜂蜜入りの丸パン。9世紀ごろには既に食べられていました。
歴史的には、ドイツのクリスマス菓子として有名なレープクーヘンとして知られています。
そこに、12~13世紀頃の貿易発展によってインドや近東からやってきたスパイスが加わり、今のプリニャークが出来上がりました。
ちなみにロシアでは「飴と鞭」という諺は、「鞭とプリャーニク (кнутом и пряником)」と言うそうです。面白いですね~
イタリアでは「目から鱗」を「目から生ハム」(本当に!笑)と言うそうなんですが、食べ物がその国の文化に密着するのは万国共通だということが分かりますね。


復活大祭のお菓子、クリーチ(кулич)とパスハ(Пасха)

正教会で最も重要な祭日に食べるお菓子
復活祭といえば日本ではイースターエッグが有名ですが、それと一緒にロシアではクリーチやパスハが卓上に並びます。
クリーチは背の高い円筒形をしたパン菓子。パンの中にはドライフルーツやナッツが入っています。
パスハはカッテージチーズと卵、バター、砂糖を混ぜて固めたお菓子。バニラやアーモンドエッセンスで香りをつけ、レーズンや果物の砂糖漬けを加えることも。正教会のシンボルを模して、ピラミッド型に作ります。このときに使うのが「パソチニツァ」(пасочница)と呼ばれる木枠。

最近では、プラスチックのような近代的な素材の型も使われているそうです。仕上げはパスハの表面に、アーモンドや果物の砂糖漬けでラバルムや八端十字架、ХВ("Христосъ Воскресe"の頭文字「神はおわせ給へり」)の飾りをつければ出来上がり~♪


 







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