美しき国日本と外国人観光客

2020年東京オリンピックまで、あと6年ですね。
実は、アジアの他の国と比べてみると、日本を訪れる外国人観光客はまだまだ少ないようです。
例えば、2013年に韓国を訪れたロシア人観光客の数は107,055人、中国は1,067,542人。一方、日本を観光したロシア人の数はわずか33,414人でした。

ＮＨＫなどのテレビ番組によく外国人観光客のニュースが出てきます。
「YOUは何しに日本へ？」という番組にちょっと変わった外国人観光客がでてきて、その姿を見て日本人が面白がっています。
政府の観光促進プログラムや海外キャンペーンに日本国民の税金を突っ込んで、海外の豪華なホテルで立派な和食と高い日本酒をだし、日本観光のプロモーションをやっています。私も参加したことがあるイベントです。
外国人の目から見るとくだらないお金の使い方にしか見えません。日本政府観光局の職員（日本人や長く日本に住んでいる外国人）の目から見た日本を、世界にプロモーションしても外国人は受け入れてくれないし、観光客の急増につながるとは思いません。
日本国民の税金を使って、日本観光促進のため10,000枚の無料航空券を外国人に配ったりしても、長期的な効果は本当にありますでしょうか。クレアティーゼロのやり方ですね。
フランス政府からフランス行きの無料航空券をもらうって、聞いたことない話です。しかす、日本の観光設備・一般的な安全性、フランスの１０倍だと思います。


外国人観光客が増えない理由の一つ、日本の海外でのイメージです。日本は【閉鎖的】と思っている外国人が多いのです。

数年前、弊社も外国人観光客のサービスを始めましたが、正直言って苦労しています。
東京でも、外国人観光客を受け入れない場所もありますし、田舎になると、はっきりと「外国人お断り」とか「外国人相手は難しい」と言われることがあります。

海外で日本の観光プロモーションをやるよりも、旅行業界全体を巻き込みながら、日本の国内から外国人に対する姿勢や対応を変えていくのが最初のステップではないでしょうか。

美しい日本