「琥珀の間」を味わえるエカテリーナ宮殿!


1717年第2代エカテリーナ1世が夏の避暑用の離宮として作らせ始め、その後何代にも渡り増築が続きました。第6代ロシア皇帝となったエリザヴェータは荘厳・壮大なロココ調建築に作り変えることを命じ、1752年から4年もの歳月をかけ、1756年に今現在の規模となる全長325メートルの宮殿が完成しました。夏の避暑用の宮殿作りから始まり、完成してみたらなんと325メートル。エカテリーナ1世もまさかこんなに大きくなるとは思ってもいなかったと思います。

エカテリーナ宮殿はサンクトペテルブルクの南、約25kmに位置しており、見た目の大きさにももちろんのこと、
宮殿に入る前からその外観や庭園の美しさにも驚かされることでしょう!
宮殿の中に進んでいくと、かつて1791年に日本人漂流民であった大黒屋光太夫がエカテリーナ2世に拝謁したとされる「大広間」や「青の客間」など美しく歴史ある部屋が続きます。中でもこれを見なきゃ損、見ずに帰ってはいけない「琥珀の間」があります。
「琥珀の間」とは文字の通り、床から天井まで琥珀の装飾が施されている「世界で最も大きく美しい美術品」と称えられるほどです。
しかし、第2次世界大戦時に大量の琥珀がドイツ軍に持ち去られてしまいました。その後、1980年代前半からおよそ8トンもの琥珀を用意し、復讐作業を完了しました。琥珀は人肌と同じ温度と言われ、この部屋に入ると母親の温もりのような安らぎ感を味わえるとされています。その不思議な感覚を美しい部屋とともに味わっては見ませんか?

そんなエカテリーナ宮殿は館内を傷つけず汚さないために、靴の上からカバーをはめて回らなければいけません。ヒール等で回られる方は注意が必要です。
館内の撮影が可能ですが、この琥珀の間のみ撮影が禁止となっています。また、お休みは火曜日と毎月最終月曜日となっています。
こうした離宮などの施設は月曜がお休みという日が多いような気がします。行かれる際には気を付けましょう!

以上の点を気を付ければエカテリーナ宮殿を120%満喫できること間違いなし!








ロシアエクスプレス
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