寒さを吹き飛ばす迫力を持つ都市「ヤクーツク」


 ヤクーツクはロシア連邦に属するサハ共和国の首都。
全長4,400kmの大河・レナ川河畔の町です。町は地下300mにもなる永久凍土の上に建設するため、夏の間は2~3mが溶けることで地盤沈下してしまいます。そのため、多くの建物は高床式となっています。膨大な永久凍土があるのはサハ共和国・ヤクーツクは極寒の地だからこそ。真冬には-50℃を下回ることも珍しくありません。そんな寒さが訪れる国ですが、7月の最高気温が30℃を超えることもあり、夏と冬の温度差が100℃近く離れることもあります。こうした過酷な環境でありながらどうしてヤクーツクに住み続けるのでしょうか?それは金やダイヤモンド、石油といった豊かな天然資源が多く眠っているからです!ロシアで産出されるダイヤモンドの99%がヤクーツク産。みなさんご存じの通り、ロシアは世界一面積が広い国。今現在のダイヤモンドの産出量も世界一で、その中での99%となるともの凄い量のダイヤモンドが算出されているのでは?と思ってしまいますね。また、永久凍土からは氷づけのマンモスが発掘され、2005年の愛・地球博ではユカギルマンモスの標本を出展し、日本との関係もある都市です。
そんなヤクーツクの一番の見所はレナ川。世界で10番目に長い川とされています。クルージングで川をさかのぼっていくと、UNESCOの世界遺産に登録されたレナ川の柱群が現れます。150m~300mの高さがある石灰岩の川岸の迫力に圧倒されることでしょう。
日本との時差は1時間しかなく時差ボケの心配もほとんどなく旅行に行きやすいヤクーツク…ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか??

ヤクーツクにあるレナ川。
全長約4,400kmと非常に長く大きい川です!日本の国の長さが3,000kmなので、レナ川は日本より長く、日本で一番長い川が信濃川で367kmなので規模の大きさがうかがえると思います。そんなレナ川は規模が大きいだけではありません。
クルージングで観光していくと中州の島々やシベリアの大自然を堪能することができます。そしてクルージング最大の見所は、ヤクーツク市内から上流に約180kmさかのぼったところにあるレナ川の柱群(ロシア語でレンスキエスタルブイ)です。これはレナ川沿いで見られる石灰岩の川岸で、ロシアの100℃近くになる夏と冬の極端な温度差による凍結と凍解の繰り返しによってもたらされた自然の産物です。2012年にUNESCO世界遺産リストに登録されました。高さは150mから300mのものがあり、その迫力に絶句するでしょう。
クルージングは日帰りのものから長期間のものまで種類は様々。個人で水中翼船をチャーターすると非常に高額となってしまうため、グループ客の一緒にいるツアーがおススメです!
ヤクーツクを観光する際にはぜひ足を運んでみては??








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