ウラジオストクの春はゆっくりとしていて、日本ではとうに花見の時期も終わってしまった5月の半ば頃から木蓮や杏が咲き始めます。
もちろんウラジオストクにも日本原産の桜は生息していますが、どちらかというとピンクや紫が鮮やかな石楠花やツツジのほうが見る機会は多いそう。

シャクナゲは1994年にウラジオストク市の公式な市花ともなっていて、どれだけ身近な植物なのかが分かるでしょう。
そして日本人が大好きな桜の木もウラジオストク各所で毎年綺麗なつぼみをつけています。
おすすめはウラジオストクに息づいている植物が数多く生育している郊外にあるロシア最大級の規模を誇るウラジオストク植物園で咲くオオヤマザクラやツツジ。どうやらここの桜は日本の団体が植えたものなのだとか。
おなじ沿海州のカムチャッカなどでも高山性の植物を中心に見ることができ、場所によって変わる表情を楽しむことができます。