モスクワ川に佇む女子修道院「ノヴォデヴィチ」


 こんにちは!
今回はモスクワ市内のモスクワ川に小ぢんまりと佇む女子修道院、ノヴォデヴィチ修道院を紹介します。
この修道院は1524年にスモレンスクがモスクワ大公国に併合されたことを記念して、当時のヴァーシリー3世の命で建造が始まり、現在500年以上の激動の歴史の中を生き抜いてきました。
ソビエト時代には一時、女子修道院としての機能を奪われていましたが、現在では全ての施設が元通りに運営されています。

クレムリンの出城的な立ち位置だったため、砦に囲まれており、そして建築された当時のまま、6つの柱と5つのドームから成るスモレンスキー聖堂のほかにも、白と赤がいまだに残る外壁や鐘楼、門の上の二つの教会などの建物は1680年代に造られ、そのまま残っています。
そして、この美しい景観から2004年には世界遺産に認定されました!

砦内部や聖堂や教会内部は見学が可能で、時間によってはミサに参加することも出来ます。


そして見どころは砦の内部だけではありません。外壁の北側にはチャイコフスキーが今となってはクラシックバレエの演目の中でも定番となっている「白鳥の湖」の着想を得たとされる湖があり、今では地元の方々の憩いの場所となっています。


そして南側の壁外には、1898年から墓地があり、ロシアの発展に尽力したフルシチョフやエリツィン、クロポトキンなどの有名人が眠っています。大きくて立派な銅像が各地にあるロシアらしく、墓石も一工夫凝らされているものが多く、生前の故人を偲ぶことができます。
 







ロシアエクスプレス
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