オーロラ鑑賞の隠れた名所!ムルマンスク


 モスクワ・サンクトペテルブルグから国内線で所要約2時間のところに、ムルマンスクはあります。昔はロマノフ・ナ・ムールマネと呼ばれていたこの町は、北緯69度に位置しているため、夏は数週間にわたり日没がない”白夜”が、逆に冬では昼の時間が極端に短く夜が長い状態が続きます。そして時折深い黒の空に色鮮やかなオーロラが現れる隠れスポットとしても知られています。さて、町から30キロも離れた空港からバスで1時間かけて辿りついてまず見るべきはムルマンスクが発展できた訳である、ドックが目に付く大きな港でしょう。ここは北極圏でも最大の都市で、経済は漁業と海運がメイン産業であり、市章に描かれている魚と船からわかると思います。
そんな港の中でもひときわ目に付くのが世界で初めて実用化された原子力を用いた砕氷船”レーニン号”。市内中心部駅前広場のバスターミナル裏側の跨線橋を通れば辿りつけます。この船は1957年12月に浸水して1989年に老朽化で引退するまで、北極海の海路開拓などの数々の功績を残しています。現在は博物館船となっており、船の内部を見学することもできます。

そして残念ながらオーロラが見れない時期にこの町を訪れた人には、この町の別の側面と、それにまつわる観光スポットをご紹介します。このムルマンスクの町は昔からその立地の良さから重要な港として栄えてきました。第一次世界大戦中に築港され、一時は米英軍占領されたり、1941年の大祖国戦争(第二次世界大戦でロシアとドイツの戦いのロシア側の呼称)では補給物資を揚陸するための大事な港であるということで、空と陸からナチス・ドイツ軍により甚大な被害を被りました。なんとかドイツ軍の占領は許さなかったものの、戦争が終わった後に町に残ったのは3軒の建物と港湾設備のみでした。その後、ソ連政府から復興のために資金が提供され、町は急速に復興して現在の姿になりました。そのため、この地で亡くなった赤軍兵士の死を悼むために、現在では町のシンボルとなっている高さ42mのアリョーシャ(極北祖国防衛隊慰霊碑)の像が建てられ、その像は今もドイツの方角を見つめて立っているそうです。戦後、町を守りきったことへの表彰としてロシア国内でも数えるほどしかない”英雄都市”の名を冠し、その名に恥じない復興を遂げた町でもあるのです。また、市内の郷土博物館ではこの地域の鉱石・動物や鳥のはく製、この町の成り立ちなどが展示されているためこちらもお勧めします。

さて、この町の本当の魅力は冬場こそでしょう。ムルマンスクでは年末年始から2月ごろにかけてオーロラがよく観測されるそうです。(とはいっても天候次第ですが・・・)たまに9月ごろに観測されることもあるそうですが、こればかりは断言できません。また現地のオーロラツアーは事前予約が必要なものが多いので、興味がおありの方はお気軽にご相談ください!

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(実際にツアーに参加されたお客様のお写真です)



ロシアの西部では最北の都市であるムルマンスクですが、モスクワやサンクトペテルブルグもたった2時間程のフライトでアクセス可能です。
モスクワやサンクトペテルブルグと合わせてのご旅行もお勧めです☺

冬のロシアを満喫!2大都市とムルマンスクオーロラハンティングツアー
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