その後、独ソ戦でドイツ軍の空襲に遭い、半分沈んだ状態になっても船から旗は降ろされかったのです、アヴローラは沈まず、つまり市も屈せず、と。これにより市民の心の拠り所ともなりました。戦争終結後、修理されたアヴローラは1956年に記念船となり、以後今まで3000万人近くもの人がこの船を見学しています。2014年に定期修理のために一度はネヴァ川から姿を消したアヴローラも、今年ようやくその姿を定位置に戻し、その余生を送っています。是非ロシア史の渦の真ん中にいたこの船を、サンクトペテルブルグを訪れたら是非その雄姿をご覧ください。最寄りの駅はメトロゴーリコフスカヤ駅またはプロジャジ・レニナ駅で、そこから歩いて15分程度、ネヴァ川が大ネフカと分かれるところにあります。
街歩きも楽しいサンクトペテルブルク↓
ロシア2大都市ツアー