イリヤ・プロローク教会
預言者イリヤの名を冠する教会は、富裕な商人だったスクリーピン兄弟によって17世紀半ばに建立されました。現在は博物館となっています。市の中心地、ソビエト広場に面し、5つの丸屋根と高さの違う2つの鐘楼を持っています。17~18世紀に、教会内部を埋め尽くすように描かれたフレスコ画に魅了されます。塀には美しいタイルが埋め込まれています。
スパソ・プレオブラジェンスキー修道院
ロシア北東部で最も古い修道院で、市の防衛を兼ねて12世紀前半に建設されました。聖像画学校の設立、叙事文学の傑作「イーゴリ軍事」をはじめとする貴重な本の保存など、文化的な役割も担っています。院内の聖堂(1516年)のフレスコ画は必見です。
キリスト生誕教会
1630~1644年の建立。皇帝とも懇意にしていた商人のナザリエフ兄弟が、東方の化粧タイルの美しさに心を惹かれ、ヤロスラブリで初めて上薬を掛けたタイルを教会の装飾に使ったと言われています。
大きな都市ですが、見どころは市の中心に集中しているので歩いてみて回ることができます。黄金の環で最大の都市ヤロスラブリで昔日のロシアの世界をお楽しみください。