モスクワで最も高い建物は？

モスクワの中心部から向かって北の方にあるオスタンキノタワーは、高さは540メートルにおよぶ、世界で8番目に高いタワーです。ビル群がたくさんあるモスクワでも一層際立つ建物です。地上337メートルの展望台からモスクワの壮大な町並みを見渡せるほか、屋外には天望デッキもあり、東京タワーのように足元がガラス張りのところもあるのでスリル満点です。また、このテレビ塔はモスクワのほとんどの場所から見ることができます。

オスタンキノタワーは1967年に完成し、10年後にトロントのＣＮタワーに抜かれるまでは世界で一番高い建造物でした。現在オスタンキノタワーは世界で８番目に高い建造物で、欧州圏では最も高いタワーです。建てられてから今日までこのタワーの役目はモスクワとその近郊にラジオ、テレビの番組放送を中継することで、加えて気象観測や、ソ連時代には塔は主要な省庁と国のトップをつなぐための中継地ともなりました。 オスタンキノＴＶ塔はすぐさま人気の観光スポットとなった。2000年にはこのタワーで大火事が発生し、数年間閉鎖されるなどという事故もありましたが、現在ではタワー内の観光見学や、各種イベント、結婚式、３３７メートルを階段で一気に駆け下りる競争や、パラシュートを使って塔から飛び降りるベースジャンピングといった一風変わったスポーツも行われています。オスタンキノタワーは昔も今も変わらずモスクワのシンボルであり続けています。

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