サンクトペテルブルク 大帝たちのエカテリーナ宮殿


サンクトペテルブルグ中心部から南に25km離れたエカテリーナ宮殿は淡い青と白、そして象徴的な輝か しい金色がコントラストをつくりだす、 美しい建物です。「皇帝の村」という意味のツァールスコエ・セローにあるこの宮殿は、有名なピョートル大帝の妃で、後にツァーリツァ(女帝)として即位することになるエカテリーナ1世が夏を過ごすための離宮として造らせた宮殿です。エカテリーナ宮殿は、その後もエ リザヴェータ女帝、さらに皇太子ピョートル、エカテリーナ2世と主を時代によって変え、それぞれの主によって大改築が行われました。今に残る宮殿の外観はエリザヴェータ女帝が重用したイタリアの建築家・ラストレッリによるロココ様式で、そこにエカテリーナ2世がクラ シック様式で手を加えました。

宮殿内の見学コースのハイライトとなっているのは エカテリーナ2世が1770年に完成させた「琥珀の間」で、江戸期には商人だった大黒屋光太夫がこの部屋でエカテリーナ2世に謁見して帰国を願ったとされています。第二次世界大戦ではナチス・ドイツ軍により琥珀が持ち去られるという戦禍があったため、1979年から復元が続けられ2003年に長い年月を経て部屋が公開された時には、壁一面が琥珀で覆われたこの部屋の豪華さ、細工の繊細さが大きな注目を浴びました。

エカテリーナの夫であるピョートル大帝の名を冠するぺテルゴフにある大宮殿と同じく、シーズン中は多くの観光客が世界中から集まり賑っています。

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