ソチで温泉！

みなさんロシアについて、いろいろと”冷たい”というイメージをお持ちではないでしょうか。 今回は少し”あたたかい”ロシアについて触れたいと思います。これまで何度か紹介させていただいた黒海沿岸・クラスノーダル地方にあるソチは、南北に細長く延びたロシアの代表的な保養地で、年間平均気温は14度、冬でも6度と比較的温暖な地域で、年間訪問客は約400万人、そのうち外国人は約5％の20万人にものぼります。ソチの約8割が山間部で、保養地らしく美しい黒海を臨むビーチやソチオリンピックを受けて再開発された高級ホテルやサナトリウム、ゲストハウスなどがあります。

そしてソチは日本でもなじみの深い、温泉が人気なんです！！温泉病院や温泉博物館といった施設が数多くあり、泉質は強い硫化泉で、温泉付近は強い硫黄の匂いが充満しています。洞窟のような岩の割れ目から温かいお湯が流れ出て、源泉の広場では、足湯を楽しむこともできるんです。このような環境のため、ソ連時代から療養施設が整備されており、歴代のロシア閣僚の中でも訪れている人は何人もいらっしゃるようです。有名な温泉はマツェスタ温泉とアクチュールサナトリウムで、 リウマチなどの治療に使われたりしています。是非ソチに行かれた際にはこの温泉で湯治してみてください。日本とはまた違った感覚が味わえるかもしれません。