タジキスタン文学の偉人、ルーダキー詩人の墓(858-941)
パンジャケント市から車で40分のところ、ザラフシャン川沿いのきれいな丘の上にお墓があります。これは9~10世紀の詩人であり、ペルシア文学者のアブアブデゥッロ・ルーダキー氏の墓です。国民にとって重要な場所で、ルーダキーはペルシア文学最初期の人物です。ルーダキーはインドの説話「パンチャタントラ」を元にして叙情詩「カリーラとディムナ」を書き記しました。彼は10万句以上の作品を書いたと言われています。現存するものでも約2000句もの作品残っています。
タジクの子供は小さい頃からルーダキーの詩を覚えるのが習わしになっています。1940年にタジクの文学者サドリディン・アイニーは中世の史料を追って、パンジ・ルーダク村でルーダキーの墓を発見しました。1956年にミハイル・ゲラシモフ氏は遺骨の発掘調査を行い、調査の結果からゲラシモフ氏がルーダキーのモンタージュを作り上げました。現在ルーダキーの墓は観光地になっています。
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