彼らは成長がとても早いため、べリョクでいられる期間はとっても短くて、さらにその姿を観察したり近づいたりできるような時期は4月上旬の2週間足らずともっと短いんですね。べリョクは2月ごろに親アザラシが氷で作った家の中で生まれ、そこからは氷の上にも、またその下の海や川に潜ることも出来て、外見は敵に発見されづらく、内部は氷で出来てるけどしっかり保温されているそうです。アザラシ君すごいもの作りますね。雪解けが始まる4月ごろに家もなくなるので、べリョクたちは春の暖かい日差しの下日光浴をしながらのびのび成長するそうです。

昔はこの時期のアザラシの肉や毛皮を狙った密猟もあったようですが、今はしっかりと当局の管理下に置かれているようです。アザラシの生態を観測するためであればバイカル湖に潜ることも許可されているので(許可されたガイドの同行が必須)、野生のアザラシを生で、間近で観測してみたい方におススメです!
人情味溢れるシベリア極東への旅