黄金の環・スーズダリ


ウラジーミルから東に向かってバスで45分。いかにも中世風でロシアの田舎然とした風景が広がるスーズダリが忽然と姿を現します。ウラジーミルやスーズダリなど11世紀~15世紀にイワン雷帝がロシアを統一するまでいくつかの公国に分かれて覇権を争っていた古都を連ねたものをロシアでは”黄金の環”と呼んでいます。

日本だと京都や奈良といったところでしょうか。ですがこれといって開発されているわけでもなく、今も五階を越える建築物は景観を乱すとして禁止されています。そのため正教の中心となった17~18世紀以降と殆ど変わらないのどかな地方都市という感じの素朴な街並がいまでも残っています。



街の中心を流れるカーメンカ川に沿って歩いてみると街の規模にしては数多く教会や博物館があることに気づくと思います。その中でも一際目立つのが世界遺産にも指定されているクレムリン。今も11世紀に作られた土塁の上を散歩することが出来ます。そして13世紀に作られたラジヂェストヴェンスキー大聖堂。スーズダリの中で一番古い建築で、聖書の一部が金メッキが美しい”黄金の門”は必見です。

夏のあたたかい時期になると、街の風景を描きに来た画家たちや、カーメンカ川で地元の人が泳いだりなど、昔ながらのロシアの原風景が残っています。穏やかなロシアの地方都市を訪れてみませんか?

キジ島ツアー・黄金の環世界遺産の旅







ロシアエクスプレス
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