サンクトペテルブルグのおやつ

2016-08-05

今回はサンクトペテルブルグでひと息つきたい時のおかし情報を紹介。まず、サンクトに来て是非とも食べたいのがドーナッツ、「ピシュカ」。サンクトでは「ピシュカ」で、他の地域では「ポンチク」という名前で知られている。ピシュカは粉砂糖がふりかけられた小ぶりのいたってシンプルなドーナッツだ。このピシュカと飲み物だけを売っているピシュカ屋さんは街のいたるところにある。ピシュカの値段は一つ２０円程度と、ソ連時代の雰囲気と値段がうれしい。地元人が小腹の空いた時にパッと立ち寄れるありがたい存在で根強い人気だ。

サンクト一のピシュカ人気店は意外にも高級ブランドショップが立ち並ぶバルシャヤ・コニュシェンナヤ通りにあり、ソ連時代そのままの外見で異彩を放っている。毎日特におやつタイムから夕方にかけて大行列が店内にできる。最低でも３つは食べたい小ささと軽さ、そして飛ぶように売れていく為揚げたてのものが食べられるのが特徴的。コーヒーはすでに砂糖とミルクが混ぜられておりとても甘いので要注意だ。

ピシュカ屋さんが大衆市民の憩いの場とするとサンクトのセレブ御用達の場所が「エリセーエフスキー商店」だ。アールヌーヴォー調の店内にはヨーロッパの品物など、高級食材が美しいディスプレイで並べられている。中央には大きなパイナップルの形をした柱がありそれを囲む形でテーブルが並べられており、店内で売られているケーキを始めとした軽食が楽しめる。夜になるとピアニストによるグランドピアノ演奏があり、優雅なひとときが楽しめる。ここでのオススメはロシアの伝統的な甘い水餃子、「ヴァレニキ」。餃子の中には酸味のきいたチェリーが詰められていてさっぱりといただける。