フレスコ画が鮮やか!ロマノフ家の屋敷


モスクワにある貴族の屋敷、「ロマノフの家」をご紹介します!

ロマノフという名前を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか?
ロシア最後の王朝「ロマノフ朝」のロマノフです!
1613年に当時16歳であったミハイル・ロマノフが皇帝に選出されたことから始まり、1917年にロシア革命によって滅亡するまで約300年もの間続きました。
日本ではちょうど江戸幕府が265年間続いていた時代、ロシアでは300年間帝政が続いていました。

モスクワにある「ザリャージエの館博物館(別名ロマノフの家博物館)」は、最初の皇帝ミハイル・ロマノフの祖父二キータ・ロマノフの建てた館です。
ミハイルが皇帝になるまでの間一家はここに暮らしていました。
当時から有力な貴族だったロマノフ家の家では、17世紀のロシアの貴族の暮らしを垣間見ることができます。

とくに内装の華やかさは一見の価値ありです!
艶やかな発色が特徴のフレスコ画で埋め尽くされた室内は、まさに豪華絢爛。
フレスコ画とは乾く前の漆喰に直接水彩を施し、乾く過程で表面が結晶化することで、透明な結晶(カルサイト)に顔料がとじこめられるという仕組みなんです。
美しい発色と耐久性に優れた、ヨーロッパに伝わる画法です。

貴族の屋敷と言えど規模はあまり大きくないことは意外でもありますが、装飾はやはり華やかです。
中世ロシアの芸術を堪能できる色彩豊かな空間、ぜひ体験してみてください!

ザリャージエの館博物館(ロマノフの家博物館)
住所:ヴァルヴァールカ通り10、モスクワ
TEL:698-12-56
URL:www.shm.ru

文化芸術を感じる 2大帝都への旅






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