軍事都市カリーニングラードで古きドイツの記憶をたどる


カリーニングラードは、ポーランドとリトアニアに挟まれたバルト海に面する都市です。
ロシア本土からは離れ、地理的には「陸の孤島」と言えますが、ロシアの軍事に占める重要度は高く、今でも多くの軍関係者が住んでいるそうです。

そんな「陸の孤島」は、もともとはドイツ領で、中世にはケーニヒスベルグという東プロイセンの首都でした。
しかし第二次世界大戦後にロシア領となり、700年以上この地に住んできたドイツ人とリトアニア人のほとんどが追い出され、ソ連からの住民が入れ替わるように移住しました。
町はナチスドイツ軍との激しい戦闘によりほぼ全壊し、その後ソ連式に都市化されましたが、今でも戦禍を逃れた建物がいくつか残っています。


カリーニングラードの見どころはやはり、ロシアの軍事都市に垣間見える、古きドイツの記憶と言えます。
カント島には1333年に建設されたゴシック様式の大聖堂」が残されています。
第二次世界大戦でイギリス軍の空爆により破壊されましたが、近年ドイツの協力もあり修復されました。
教会の中は東プロイセンとケーニヒスベルグの歴史資料を集めた博物館となっています。

またここカリーニングラードはドイツの哲学者カントの出身地でもあります。
大聖堂にはカントの墓があり、また最上階は彼に関する資料を集めた博物館になっています。

他にもケーニヒスベルグ城跡地や琥珀博物館(バルト海に面するエリアは有数の琥珀産地)など見どころが多く、近年ドイツからの観光客も増えているそうです。
またカリーニングラードでは、2018年FIFAワールドカップの試合も行われることになっており、イングランドvsベルギー戦などが行われます。
ヨーロッパ旅行やサッカー観戦旅行の際に、少し足を伸ばして訪れてみてください♪

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