世界的文学が生まれたトネリコの森ヤースナヤ・ポリャーナ


モスクワの南約200km、トゥーラ市近郊のヤースナヤ・ポリャーナで文豪トルストイは誕生し、生涯の大半を過ごしました。

裕福な地主貴族トルストイの領地

トルストイは、ヤースナヤ・ポリャーナの領地の地主としても優れた経営手腕を発揮しました。執筆の傍ら、領民の子供たちの教育に力を入れたり、果樹園の手入れに熱中したりなどしていました。現在もその果樹園は存在しています。ヤースナヤ・ポリャーナの門柱を通り抜けると「プロスペクト」と呼ばれる大きな道が緑の広大な領地を貫いています。この道を辿って行くと、トルストイの家にたどり着きます。

このトルストイの家は現在「トルストイの邸宅博物館」として公開されているため、内部見学をすることができます。館長はトルストイの子孫が勤めています。トルストイが晩年まで書斎として使用した部屋は現在も亡くなった1910年の様子がそのまま保存されています。


この白樺の散歩道がトルストイのお気に入りだったようです。
豊かな自然に囲まれたヤースナヤ・ポリャーナを散策すると、何百年という歳月をかけてじっくり着実に成長し続ける木々の生命の歩みを実感することができます。また馬車で敷地内を回ることもできますので、自然の息吹を感じてみてはいかがでしょうか。

モスクワからのアクセス
モスクワのクールスキー駅から急行列車でヤースナヤ・ポリャーナ駅まで約3時間。








ロシアエクスプレス
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