極東便り ウスリースクという町(その7)


ロシア・極東の町ウスリースク。シベリア鉄道で行く旅の途中でふらりと立ち寄る旅人は少ないけれど、いざ訪れてみると沢山の魅力的なものがある町。今回はこの町の古い歴史の一部を少し見てみましょう。

ウスリースクとその周辺がロシア領になり、村が誕生したのが1866年。それよりずっとはるか昔、西暦7世紀から10世紀にかけて、この辺りの地域において渤海という国が統治、繁栄していました。ウスリースクは渤海国の率賓府というものが置かれて、国を治めるうえで重要な拠点となっていました。そして当時はこの渤海国と日本との交流が盛んで、現在のウラジオストクから少し西にあるポシエト湾から船で様々な特産物が日本へ運ばれたそうで、当時贈られたものの一部が日本の秋田や石川、敦賀などに残っているのだそうです。

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